トレイルライド日記

自分で計画した行程に基づいて、全国のトレイルやダートへ遠征に行くことが好きです。

5/20 AMG

午前中に面談をこなしたら、午後の予定が丸空きだったことに気付いて、リフレッシュのためトレイルライドへ。

昨年の12月の自転車部の花背TTのアフター以来、実に半年ぶりくらいにAMGトレイルに行くことにした。

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サスが壊れてリバウンドが最速状態なので、根っこが非常に多くて長いこのトレイルは、今の状態のMTBで突っ込むのは危ないと思って、雪が解けてからも敬遠してきた。

しかし、男岩トレイルやD(ダム)トレイルのように、急勾配でかつドロップオフがあるような場合を除けば、うまく重心をコントロールしつつスピードを出さなければ、根っこがたくさんあるトレイルも案外走れることに気付いたので、思い切ってAMGに行くことにしたのである。

アプローチの峠道終盤の酷道は、日曜ということもあってか車が非常に多かった。酷道区間だけでも5、6台とすれ違い、さながら国道のような賑わいだっ。

この半年の間にチャレンジングな登りのスキルが上がったため、トレイル全体にたくさんある登り返しについて一目で「これは乗れないっすわ」と思うことが無くなり、どれも「無理かもしれんけどこのラインで行けば乗車したまま突破できるかも」というラインが見えるようになったのが、成長を感じた。

逆に言えば、今までは諦めの境地ということで済ませていた坂に挑戦しなくてはならないプレッシャーが生まれたので、そういった坂を見つけては、いちいち何度も挑戦したので、トレイルを下りきる頃にはかなり疲れた。

疲れてはいたが、後半の、このトレイル随一のチャレンジ下り箇所である大蛇根は挑戦。

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今までの正規ルート上の最初にあるドロップオフが、結構掘れていて危なかったので、サスのリバウンドが最速でも比較的安全に下れるルートを開発して下った。

また、この日は自分が持っていったノコギリを初めて使った。途中にあった倒木(※まだ生きている木ではなく、朽ちているものです)を切断するのに使ったが、MTBに乗り始めて3年目にして初めて、自分の意思と判断と装備で倒木を処理することに成功し、その時の喜びは、なんともいえない素晴らしいものでした。たった一本、倒木を処理しただけだけれども、自分もトレイル環境を整えるのに貢献できるようになったんだな、と。同時に、そんなに太そうではない倒木でも、一本の倒木を一人きりで切断するのは中々に骨が折れる作業だな、と今更ながら気付いた。今まで、朝ライドの方々と走りに行った際は、朝ライドのメンバーの方のノコギリを使って、皆で交代で倒木を切っていったが、今回は完全に一人なので、より一層、倒木を処理するという作業のしんどさを感じた。

日々、最高のコンディションのトレイルを作るためにメンテをして下さる方々は、こうした作業を黙々とされていると思うと、本当に頭が上がりません。これからは自分も、微力ながらトレイル清掃に貢献したいと思います。

 

最後に、真夏日に走るのは、気温だけでこんなに体力を消耗するのか!ということを実感した日でした。

 

5/17 朝ライド(ニノ林道~ヒノ)

この日は明雅屋のM田さんをヒノトレイルへご案内。

ニノの激坂林道経由で、ヒノの入り口の峠まで、ハードなオフロードの登りコースを体験いただいた。初見ということで、終わりの見えないハードな登りに苦しんでおられた。何度か走って終わりを知っていると、精神的に全然違いますね。

 

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冷静に考えたら、京都市街の程近くで、ガレガレの林道(終盤は廃道化しトレイル状態)で450upくらいのまとまった標高を獲得できるコースという点で、このコースは貴重だなあと実感。

その後のヒノトレイルの終盤、加速しながらズルズル滑り落ちコントロールを失いかけてしまうセクションで、M田さんは、リアブレーキが壊れたMTBにも関わらず、ちゃんと減速しながら降りていて驚愕した。そして、M田さんから、「トラクションをかける下り方」を教わった。

登りでトラクションをかける必要性は身にしみて分かっているが、下りでもトラクションをかけることは、恥ずかしながら、これっぽっちも考えたことが無かった。

以前、雉トレイルでズルズル滑り落ちるセクションで「こんなのどう足掻いてもスピード落ちませんよ」と嘆いたら、mineさんがにやにやしながら「ただ腰を引いて全力でブレーキを握っているだけではこういう所は下れないよ」と言っておられたのを思い出した。

下りでトラクションをかけることで、通常のブレーキング以上の制動力を出すのか!

当たり前のことかもしれないが、個人的に目からウロコだった。

 

MTBに乗り始めて3年目にして、また新しいことに(超基本的なことだけれど)気付いてしまった。MTBは奥が深い!

 

あと、トレイル用ノコギリをこの日手に入れた。

M山やATG、AKTトレイルでの倒木処理に使う予定...。

 

5/14 OTW

この日は自転車部の後輩のQちゃんとI上を連れてOTWへ。

OTWの舗装路の登りは、シクロで後ろにぴったり張り付いたI上のプレッシャーを感じながら登ったら、最後は心拍が限界ギリギリの状態でした。数日間乗っていないだけで心臓が衰えた気がする...。

初めて登る坂ということで、様子見といった感じで走るI上に対して、先輩の自分にとってはあの速さがが限界でしたよ...。

その後のOTW山頂の展望とトレイルはQちゃんにもI上にも喜んでもらえてよかったです。

特にQちゃんの新しいフルサスMTB(キャニオンの)は、女子部員が初めて乗るMTBとしてはかなりイカつい、「ガチ」MTBでびっくりしました。下りも普通にスイスイ追いついてきました。

I上、Qちゃんとも、オフロード系部員として今後ますます期待が出来る後輩で、そんな後輩がいることが誇らしく思えます!

 

 

 

5/9 朝ライド(ゴエモン)

この日は明雅屋のM田さんをゴエトレイルへお連れした。

満足いただけたようで良かったです!

トレイル後半の急勾配の下りセクションは、今まで積もりに積もっていた落ち葉が、ルート上だけ掃除されてキレイになっていた。

5/7 花背峠~O見尾根往復~旧花背峠

登坂スキルが高まっているので、今度は今の自分がMTBで本気で花背峠を登ったらどんなタイムになるのか知りたくなったので、花背峠へ。

今までの反省を生かして、スタート地点のバス転回場では、バックパックに入っている余分な水をしっかり捨ててヒルクライムに望んだ。

先週くらいにシクロで登った訳だけど、今回MTBで登ってみたら、「あっシクロより登りやすい...」と自分でハッキリ感じた。体が完全にMTBに慣れてしまっているため、ドロップハンドルでは違和感を感じてしまうレベルになっていたのだ。

やはり、乗りまくって自分の体にしっくりくるように感じられるMTBの方が、体感として楽に感じられた訳だけど、最初のフラット区間だけは、シクロに比べて全然加速しなくてイライラしました。

結果は22分51秒。

部内のMTB記録の22分46秒(後にこれは間違いでもっと早い記録があったことが判明)には及ばなかったが、昨年12月の部内のTTより1分近く縮められて満足。

七月にあるTTでは、この記録を打ち破ることを目標にしていきたい。

 

その後のO見尾根はとても気持ちよく往復トレーニングができた。

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今回はO見尾根をO見側から足をつかずに登れたが、しまりが無いダートで、半分もがきながら登った。

京都の中でもO見尾根のダートのタイプは特殊で、ワイルドな感じが個人的にはとても気に入っている。

その後、ちょろっと旧花背峠に寄って、旧花背峠の南側の登山道を下って帰った。

この登山道、実は元車道で、しかも「京都市道 鞍馬5号線」という名前がついているということを先日ネットで知り、かなり驚いた。

京都市認定路線提供システムで検索すると、確かにその通り登録されている。

 

実際に下ると、どこがだったのか分からないレベルだが、後半はMTBでやっと下れる限界レベルにガレた林道となる。国土地理院の地図では点線表記だが、ルートラボマピオンの地図ではしっかり車道として扱われている辺り、大昔は機能する車道で、しかも市道認定を受ける程にはまともだったのだろう...。

 

5/4 夕ライド(ニノ~ヒノ)

ニノ方面へ夕ライドへ。

ニノの林道は超ドライで、最後の最後の急勾配セクションで、ちょっと力んで加速して一気に登ろうとしたらリアがスピンして足つき。超ドライ×ガレガレだと、これまた登りにくいなあと体感。

そして、自分の課題でもあった、「ニノトレイルを入り口からピークまで足をつかずに登りきる」ことに今日は挑戦し、ようやく達成。一番最初の箇所が一番難しく、何度も失敗した。失敗を重ねてコツをつかんだ結果、達成できた。

ニノトレイルのピークからまた林道まで戻り、そこからヒノトレイルへ。

ヒノトレイルは何度来ても超楽しい。

最後の最後の急勾配なセクションが、ザラザラで怖かった。

5/3 朝ライド(M山直登林道~ATGトレイル前半~J山尾根~ATGジープ道~ATGトレイル後半~AKT前半~保津峡)

昨日の集団面接の恥ずかしい思い出を振り切るためにトレイルライドへ。

最近、悪路の登りスキルばかり鍛えているためか、登坂スキルが今のところ過去最高を更新し続けている。

M山直登林道も割りと造作なく足をつかずに登れるようになった。

そして登り返しがたくさんあるATGトレイルが、今年に入って初めて来たにも拘わらず、入り口のお地蔵さんから終盤の乗車不能のロープセクションまで、足をつかずに全ての登り返しを乗車したまま攻略することが出来た。

こんなことは初めてだった。

それまでの自分にとって、こんなことはミラクル頼みだと諦めていたのだが、最初の登りさえ上手くいけば、あとは決めたラインをしっかり辿れば無理なく登れた印象だった。

その後のJ山尾根は2年ぶりくらいに来たのだが、前より倒木が多くなってた。

A見峠を下って集落に降りてから、今日のメインディッシュでもあるATGジープ道に突入。

2014年末に大OBの方々と突っ込んだ際は、あまりの斜度に途中から自分も含め全員押した記憶のある林道。

横峰峠を足をつかずに登れるようになった今の自分なら、足をつかずに登りきれるんじゃね?と思って来たのだが...

こんな坂がずっと続いて、久しく忘れていた「車道の登り坂で心が折れる」気分を味わいました。

 

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もはやダート同然な簡易舗装の残骸に覆われた道で、しかも激斜度が延々と続き、安寧スポットなど皆無。横峰峠は、道が激しく抉れて要所要所で斜度がキツくテクニカルだが、基本的には九十九がつけられて斜度を抑えることに努められた設計だったため、頑張れば安寧スポットで呼吸を整えなおすことが出来たのだが、今回は急勾配の尾根に、僅かに蛇行する、ほとんど直登状態で道がつけられており、心臓破りもいいところだ。

後半は比較的荒れていない簡易舗装になったりするが、その代わり斜度が25%以上という風に一層凶悪化し、全く隙が無い。

ここまで自転車で登ることを拒絶した設計の林道は、MTBに乗って色んな場所を走った今までに無かった!

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後で調べたら、EX貧脚さんのHP

https://www19.atwiki.jp/mishakuji/pages/354.html

では「2.76km、449up、ピークまでの斜度18.5%」ということが分かりました。

事実上「簡易舗装の」林道ではあるが、この林道を足をつかずに登り切ることは、生身の人間には到底不可能だろう...。

敗北のプッシングだけは悔し過ぎるので、足をついても押さずに、バクつく心臓をなだめて息を整えてから再発進することを5,6回繰り返した。

久しく忘れていた、登りで心が折れそうな感触を味わいながら、ついにATG後半の入り口分岐に到着。そこからはひたすら下り。だが、ATGトレイルは倒木で以前に比べてかなり荒れていた。

その後はAKTトレイルを半分だけで帰るルートで帰京。

AKTトレイル前半にあるチャレンジ登りの2つ目は今回も失敗。今までに1度しか成功した試しが無いのが悔しい。

半分だけのショートカットコース自体は、通る人が少ないようで、これまた落葉落枝でかなり荒れていた。昨年の9月頃に走った時はノリノリだったので、一冬でこんなに荒れるんですねぇ...。

林道に出てから保津峡を流して終了。

5時40分出発で11時40分に帰ってくる、濃密な6時間サイクリングでした。