トレイルライド日記

自分で計画した行程に基づいて、全国のトレイルやダートへ遠征に行くことが好きです。

12/2 昼ライド(小鹿フル)

今週はバイト漬けかつ国際学会に数日間見学に行くという充実(?)した週だった。

そんな中で暇を見つけて小鹿トレイルへ。

このトレイルは「京都版スキルアップパーク」だとつくづく思う。

ウィスラーで言えばCutYerBarsのような扱いか。

問題は、スキルアップできるのが、ジャンプやバーム処理、プッシュの技術ではなく「登りの」技術だということ。

前回紹介した、小鹿トレイルの登りの4つのチャレンジセクションについて、今日は特に第2、第3セクションについてとことん練習した。

足をついたらすぐにセクション開始地点まで戻ってもう一度チャレンジ...。

その結果、ゴミの多い第3セクションについては突破口を迷わずに貫けるようになって、晴れて足つき無しでクリア達成。調子に乗って第4セクションまで足をつかずに完遂した。

が、第2セクションは結局、足をつかずにクリアすることは終に出来なかった。

このセクションは更に細かいチャレンジパートに分かれるのだが、その中にはリアのトラクションがかかり辛く運頼みだったり、ライン取りがシビアだったりする。極めつけは、一見穏やかにしてライン取りも岩盤もツルツル、抉れている箇所。ここが一番難しく、何回やっても出来なかった...。

この小鹿トレイルの4つの登りのチャレンジセクションはマジで改造マリオ並の難易度だ。セーブポイントスタートで何度も失敗して、セクション単位では成功しても、セーブせずに一連の流れで全てのセクションで足をつかずに一気に上るのは極めて困難という代物である。だからこそチャレンジし甲斐があるというものだと思う...。

また、小鹿の肝心の下りセクションも、いかにして最適なライン取りをするかといういいトレーニングになると気づいてきた。雑に下って失敗してもそんなに痛い目には合わなさそうだけど、最適なライン取りについて考えると奥が深いトレイルだ。

100down程度で、規模は本当にミニチュアだ。

ウィスラーに行く前はそんなにこのトレイルに魅力を感じていなかったけど、ウィスラーから帰ってきた身では、こういう市街地にとても近く小規模な登りと小規模だけど奥が深いダウンヒルを楽しめるトレイルが、とても愛おしく感じるようになった。

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11/26 北山方面ロングライド(旧鯖街道、M床山周回、K倉山)

4月末のT島トレイル方面に続いて、雪に閉ざされる前にということで北山方面のロングライドへ。行先は自分が北山の中でも大好きなM床山

今回は1回生の時にフル装のツーリングスタイルで突っ込んだ旧鯖街道を前半でトレースするという行程。

朝6時40分頃に下宿を出発。気温は4℃くらいだけど、この秋に購入したパールイズミの冬用アウターと、マビックの冬用ビブタイツのおかげであまり寒くは感じない。

市原ローソンを出てから貴船経由でA谷入口へ。

A谷から旧H背峠までのルートは、MTBだとかなり乗れて面白い。特に後半、林道がガレ始めてからが腕の見せ所。峠からはT杉経由で花背峠へ。旧H背峠からT杉への登りは、MTBでフルパワーでギリギリ乗っていける斜度。路面は腐葉土で根っこは少なく、シクロクロス練のようだ。貴船からのこの一連のルートは大変おもしろく、花背峠への新しいアプローチを再発見した感じだ。

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O見尾根経由で前坂峠、尾越集落を経てM床山方面へ。はじめは山頂へは行かず、旧鯖街道経由でO黒坂峠へ。朝9時過ぎ、快晴のもと霜が降りたのH湿原はとても趣深かった。

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峠からは三十三曲坂。めちゃくちゃ九十九ってる古道だけど、枯葉の下の石が多くテクニカル。もちろん九十九もたくさんあり、180°ターンのいい練習になった。が、4年前に来た時より倒木が多かった。

この坂は下りきると林道に合流するのだが、これがまた荒れている上に、日があまり差さず1年のうちいつも濡れているんじゃないかというくらい年季を感じるウェット具合。途中、大規模に橋が崩落していたりして、MTBでも走りにくかった。

久多の集落では「ここも京都市なんだった」と気づかされる標識が多く、貴船からはるばる山々を越えてここまで来た身でも、これまでもこれからも走っているのは100万都市京都市という事実に何とも不思議な安心感を感じた。が、集落の家々は本当に長閑なもので、自走で走ってこんな奥山の趣ある集落にたどりつけるというのも、京都の本当に良いところである。

久多の集落からはサクッと久多峠を舗装路で越えて、反対側に下ってから大悲山経由でM床山へ。

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山頂に着いたのは12時ちょい過ぎ。予定より1時間ほど早く着いた。大悲山から先、M床山周辺の林道群が、地図で見た感じや3-4年前に走った記憶のそれよりもミニチュアスケールだったことも、早く着いた要因だった。

山頂での休憩も早々にK倉山方面へ。ここからは、今年の春に走ったルートなので勝手は分かる。だが、半年前に走ったにも関わらず、依然同じ場所で道を間違えてしまったりする。この尾根は赤テープを忠実に辿れば良いのだが、所々で、要領をつかんで調子に乗ってテープを追うのを怠ると、変な尾根に入ってしまったりする。

K倉山山頂には13時5分くらいに到着。

休憩の後、ここから一気呵成に600down。はじめの300downは、北山でも屈指のノリノリトレイルである。

だが、林道に合流した先に続くトレイルは、極めて手ごわい。

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掘割の中に根っこと大きな石がゴロゴロしており、サスペンションを極限まで使いこなし、なおかつライン取りにも注意しながら、停止しないよう勢いを使って下っていかなければならない。木漏れ日の中、苔の映えるトレイルは、ウィスラーに行った身では、「こんなトレイルはウィスラーにもあってもおかしくはないかな」と思えてしまう見た目のトレイルだが、難易度は最高クラスのダブルブラックに属するであろう。無理と思わせて突破口はちゃんとある。強引さと繊細さ、思い切りの良さなど、一見して相反する全てが必要な、京都でも最難関のトレイルだろう、と今回下ってみて認識を新たにした。男岩トレイルなんかよりも難しい。

この最難関トレイルも後半は前半とはコースレイアウトが変わり、斜度が増す上に階段、ドロップオフが出現。思わず前転してしまったりコケそうな危ういトレイルだが、ここにも突破口はなんとかある。

「耐えろ耐えろ耐えろ、耐えたー!!」と、下っている最中に思わず叫んでしまうほどだった。

終盤は、どう足掻いても乗って下れない階段や、西山名物鬼ノ岩(今はもう近づけない)も真っ青な、急斜面の岩のクランクセクションが出現するので、おとなしく担ぎ下ろす。だが、この急斜面の岩のクランクセクションは、似たようなシチュエーションをウィスラーバイクパークのダブルブラックコース(goat gully)で見たことがあり、ダウンヒルバイクがあれば行けるのかもしれない。少なくとも、春の経験ではクロカンバイクじゃ歯が立ちませんでした。

で、今回のチャレンジのゴールの坊村に到着したのが14時頃。

最後に35km、国道を流して帰京。

オフロード版耐久ランのような行程を無事にこなした後に、ダウン基調の(正確には途中越からだけど)国道を流すのは気持ちいい。

こうして快晴の空のもと、晩秋の北山ロングライドを終えた。

M床山~K倉山~坊村は、今後も行きたい。

 

11/23 J山ダウンヒル

この日は全員自転車部OBのtiagraslxさんとM田さん、Tさんの4人で京都南部のJ山へトレイルライドへ。

といっても今回は普段のトレイルライドとは一味異なり、「大人の休日ライド」ということでトランポを活用。

Hisaさんに以前このようなライドに六甲に連れていっていただいたり、長野ライドの際にmizoさんのハイエースMTBを載せていただいた経験から、見様見真似で"大人の休日ライド"を楽しもうと思い立った。

結果、今回行ったJ山に関してはこのやり方でかなりイケた。

実際、2台の車に分乗した、常連と思しきMTBerのグループとも何度もすれ違った。

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半分備忘録になるが、4人だとトレイルヘッドから車で下山してトレイル出口で全員を回収して、もう一度トレイルヘッドまで車で登り切るまでのサイクルが50分程だった。もっと運転に慣れた人だったら40~45分程かもしれない。

ハイエースは12時間10390円で借りられたし、免責保障は1080円。それに、ガソリン代は3001円だった。

人数が5人で、搬送サイクルがもっと多かったら、ガソリン代も+1000円くらいかかるだろう。

5人で1日楽しんで目安、一人3000円くらいかと。

この日は午後に運悪く車のトラブルがあり、計3回しか回収サイクルが出来なかったが、今回ノウハウを得たので、今後もしぶとくリベンジしたい。

それと、何度もこの日すれ違ったMTBerの方々には、今回の車のトラブルについて手伝っていただいたにも関わらず、充分なお礼が出来ないまま別れてしまい申し訳ありませんでした。またこういうことで困っている人がいたら、その人に今度は自分たちが力を貸すという形で、社会にお礼をしたいと思います!

11/20 朝ライド(小鹿フル~K見)

風邪を引いていたが回復してきたので朝ライドへ。

といっても朝6時に起きて高雄周辺に行くのは華麗に寝過ごし、起きたのは朝8時。これではトレイルに到着する頃には紅葉狩りの人がいっぱいだろうということで、人の少ない小鹿にのんびり行くことに。

福王子セブンで朝食を買い、実に1年振りくらいの小鹿へ。

神社からの参道をアップするが、この参道は4つに分かれたチャレンジ坂からなる。最初から①②③④の順番をつけると、難易度は②>③>④>①。

特に②は急勾配な上に長く(5つのパートに分かれる)、通いつめることで最適なラインを取れるようにしなくては攻略は不可能な上、岩盤(花崗岩か?)が露出しており、ウェットな時はリアのトラクションをキープできるよう工夫が必要。

③は腐葉土系の地面で短いが、これもシビアなライン取りが必要で、迷い無く貫かなければ足をつくという難しさ。

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写真は④の上から撮ったもの。

今回は①と④は足つき無しでいけたが、他はウェットであえなく失敗。

②は何度チャレンジしても無理だった。

その後の山頂までの上りも、ウェットではリアのトラクションがかからず足つきばかり。ウェットな登りも確実にこなすmineさんの爪の垢を煎じて飲みたい。

また、ドライなコンディションで自分にとって下りやすい空気圧で今日も下ったのだが、どうにもホイールが弾かれまくって負担が大きい。普段はグリップするところも滑って衝撃が大きくなるかな。ウェットではもう少し空気圧を落として下る方が良さそうだ。

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小鹿男岩をこなしてからは、1年半くらい前にTKPさんに連れてきていただいて以来の小鹿フルコースへとつないで(記憶があやふやで住宅街では道に迷った)、再び南側の下界へ降りてきた。スキルアップコースというか、「小鹿」の名の通りささやかだけど基礎練習にはもってこいなトレイルであることを再確認した。

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時間もまだ9時過ぎだったのでK見トレイルへ。途中、紅葉もきれいだった。

今回は旧道(長坂越え)で峠に行くことに。ふもとの里の分岐からこのルートで峠までは12分50秒くらいだった。

林道S谷線の激坂を最近味わったためか、息も腕もいっぱいいっぱいにはならずに登れた気がする。

茶屋の前に戻ってからトレイルインし、ダウンが始まる所からゴルフ場の出口までのタイムは6分14秒ほど。相変わらずホイールが弾かれる感じがした上に、ウェットな下りで攻めると、ノブがかなり磨り減ったフロントタイヤがかなりヒヤヒヤな挙動をしたので危うかった。

10時30分頃に帰宅。のんびり朝8時に起きても、こんな充実したトレイルライドができる京都に感謝!

11/16 夕ライド(U山ninjaコース)

研究(作業)の区切りがついたのが15時30分頃。

バイトが17時30分集合で時間に余裕があったので、ササッと行けるU山ninjaコースへ。

このコースは花崗岩の砂まみれになるのが最大の欠点だが、短時間で済む上にテクニカルなのでとっておきのコースだ。

ラジウム温泉からのトレイルはだいぶ荒れてきており、登りのチャレンジセクションはもはやチャレンジできないくらいに抉れ、倒木が散乱していた。

山頂からの下りは、ウィスラー脳で下ろうとしたら「そうはさせまい」とまるでトレイルに拒絶されているかの如く、予想を裏切る路面により走りにくい。

枝が張り出て狭いとかではなく、花崗岩が流水で抉れた抉れ方が予想と違うというか、とにかくリズムにこの日は乗れなかった。

極めつけの90度ターンしながらの2段ドロップオフは、今まで得意にしていたイン側を攻めるルートではリアタイヤがスリップして、2回チャレンジして2回とも失敗。

1回目は前転して股間を強打、2回目はトップチューブが足首上に強打。どちらも無様な上に痛い失敗だった。

気を取り直して下るも、ウィスラー脳では対処し切れないイレギュラーな路面過ぎて前転をもう1回追加。

サクッと終わる予定が、とにかくミスが目立って痛い思いをした。

よく管理された道やそれに順ずるトレイルを最近走り過ぎ、甘い先読みに依存したりそれで通用することが多かった弊害だと思う。「真の意味で」テクニカルなこのトレイルに渇を入れられた感じがした。

11/13 昼ライド(wolf峠、S敷ヶ岳、K見トレイル)

遠征しまくったこの秋。

寒さが深まることや就活などの都合により、今シーズンの遠征は先日のR418サイクリングで終えて、また京都周辺を走る日々が始まった。

この日は、3年前に行ったwolf峠のルートに行った。

昨日の早朝は高熱になりそうなほど体調不良だったのに、今日は山幸橋~雲ケ畑の川沿いアップや、林道S谷線のアップの動きはキレキレだった。

林道最高所付近の分岐からトレイルイン。

序盤は迷ったが記憶を頼りに復帰。

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意外とあっさり稜線担ぎ&ライドは終わって、ガレガレの林道(ブル道と言った方がいいかも)を下って県道のダート区間に合流。

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そこからS敷ヶ岳へ向かって上る。

途中でS父谷峠で休憩。

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遠征せずとも、身近にこんなに赴きのある峠があるのは本当に恵まれている。

それに、北山の稜線上を下るのは、「広い尾根、どこを走ってもいい」フリーダムな感じが好きだ。

山頂を過ぎた下りでは道をロストしたが、反射板を目指して稜線に再復帰したら、反射板建設作業道のダートがあったので、それをしばらく下る。

腐葉土ベースに小さい岩が転がっているガレガレのダートを下るのも楽しい。

I茸山方面の分岐から古道を経てY師峠を経て大森集落へ。

そこから裏京見を経て(これも、自分の最速タイムなんじゃないかというくらいキレキレだった。タイム測ってないけど)K見トレイルで帰還。

ウィスラー帰りで初のK見トレイルだったけど、これもまた「京都が世界に誇れるトレイル」という印象を持てた。

久々の京都周辺のトレイルライドは、北山の良さや、MTBerにメジャーなトレイルを「ウィスラー脳で」下るという、少し忘れかけていたものを再発見できる良い機会となった。

 

11/11-12 1泊1日サイクリング(R418、岐阜県道16号多治見犬山線)

12-14で飯田周辺の古道峠を巡りまくるツアーに行くために11に輪行で中津川へ。

中津川駅周辺は野宿スポットが無いのはサイクリング部員には有名で、今回は10km北の道の駅「きりら坂下」へ。

相変わらずアップダウンの多いR19を走り道の駅で仮眠したのだが...

寝て目が覚めると(AM2時頃)、周囲はゴッ寒な上、足が石のように冷たく、しかも寝起きのタイミングで呼吸が荒い。熱も多少あるようだが、とにかく足が石どころか氷のような冷たさ。

経験上、これから熱が上がる条件をほぼ完璧に満たしており、半ば「これ、明日の始発で帰京する必要あるんじゃね...?」と思うほど。どこでもドアで自宅のオフトゥンで一刻も早く寝たいと思うほどな野宿だった。

結局、熱があるが上がらず微熱っぽいまま、足がとても冷たい状態で一夜を明かした。

朝も体調はすぐれない。

ツアーを続ける気は打ち砕かれ、「とりあえず中津川駅まで戻って、もう買ってしまった帰りの切符の変更をしてもらう」ということで、ツアー中止か、或いは別の形での続行かの判断を先延ばしにする。野宿の最大級の防寒の恰好のままMTBにまたがる。

またR19を走るのは味気ないので、対岸のr6を通る。打って変わってひなびた旧道で、R19では全く見えない落合峡などが、朝靄などで一層幻想的な景観となって道から見えた。こちらもアップダウンが多く、体調悪い朝イチではキツかったが、これはこれで良かった。

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さて、中津川駅に着くも、周囲は快晴で、未練が残るのと体調が「あまり」良くないレベルなので、ライドを楽しまずにこのまま京都に帰るのも...という未練がごっちゃになった状態で中津川駅待合所に座り込む。ウトウトと仮眠もした結果10時に。日が照って朝のゴッ寒はなんだったのかというレベルで暑い。だが計画ではまず一気に1200upして神坂峠を登らなくてはならないのがダルかった。

正直こんなに行く気が起こらない上に体調がすぐれなかったのは、「今日はこの行程で行ってはいけない」という神様の思し召しだと信じることにした。で、これまでずっと厚着状態で、「走る格好になって走ってみれば体調回復する説」を押すことにして、計画と全く別行程の1日サイクリングにして今日中に京都に戻ることにした。

着替えたら必然的に厚着状態の今の服を全部リュック(evoc FR tour)に詰め込むことになるんだけど、これが意外にも量がかさばった。もともと、シュラフシュラフカバー+エアマット+輪行袋の4点セットでリュックは1/2の体積が取られる。ここに服を詰め込むと、行動食を入れるスペースが完全に無くなってしまった。

幸い、1日サイクリングに変更したので、行動食はレージャーのポケットに押し込める量だったが...。

秋も深まったこの時期では寒暖の差が激しく、防寒着を多めに持ってこなければならない反面、日中は完全にお荷物になる。これは軽量化サイクリングでは悩ましい点で、防寒着の軽量化・省量化も考えなければならない点だと分かった。

もっとも、防寒着も量を少なくし寒さに耐えれば解決する話だが、寒がりの自分には到底できない。スペースを取らず暖かいという、つまりある程度の課金が必要なクオリティの防寒着を調達するのがベストだろうが、遠征しまくって常に金欠な自分には無理だ。

うーん、悩ましい...。

 

行程は武並から、先週のK子峠サイクリングの時にfanakemさんに教えてもらったR418に行き、その後岐阜愛知県境の爆笑廃道r16へ行き、高蔵寺駅から帰京するというもの。

中津川~武並間の輪行もダルかったので自走で行くことにしたが、中津川以南のR19は「欧米のいわゆるハイウェイ」並みに高規格な道路で、走行には注意が必要だった。

R418の●●区間は落石と落ち葉が地面に満載で、R19とは完全に正反対な方向での注意が走行にはかなり必要だった。が、一文字バーハンドルと太いタイヤのMTBだと、シクロでは危険で走れないようなスピードでこうした路面を走れた(実際MTBでも危ないのだが)。たまに落ち葉の下の石に乗り上げてもリカバリーが効きやすい。

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川沿い微ダウンどころかフラットな●●区間は、看板なども多いが、道としては結構地味だった。まあ淡々と走る感じだからしょうがないよね。

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八百津に抜けてからはr16を目指してr358,r83をつなぐ。

そしてついにr16へ突入。

東海自然歩道が現役の「主要」県道に指定され、しかも未開通区間ではなくかつて車道だったという爆笑な道。ガレたダートというか登山道だが、しっかり1台分の道幅は確保されており、京都腐道の横嶺峠と状況は酷似している。

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だが横嶺と違うのは斜度。こちらの方が断然緩やかだ。

途中で東海自然歩道と別れ、道は更に酔狂の度を高めた。

中央自動車道の内津峠PA付近で、この道は高速道路との並走を果たす。が、それは最早車道とは言えない廃道だった。

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主要高速道路と並走する、「かつて車道だった」廃道の主要地方道。道幅は相変わらず1台分だけあり、高速道路を車がビュンビュン走るフェンスを挟んで、主要地方廃道をMTBでかっ飛ばすのはシュールにも感じられた。

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そして並走区間の終点からは、道は流水に抉られた区間に突入。

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チャリは押すしかない。

抉れ区間が終わってからはトレイルクラスに荒れたダートを下り、そして舗装路に合流。

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この写真で、右側が降りてきたr16。

区間の距離は長くは無いが、濃密でとても面白い道だった。

で、高蔵寺駅まで走って帰京。

正直、体力は回復し、途中から普段と変わらないペースで走れた。

夜~朝にかけてあんなに体調悪かったのは何でだろう?

野宿とかしたくないよーと思うレベルに体調悪かった。

とりあえず今回の当初の行程は来年必ずリベンジするぜ!

時期は、防寒着とかまだあんま考えなくていい9月かな?

 

この秋は遠征しまくったけど、電車遠征も今回で終わり。

あとはまた暖かくなるまで京都をボチボチ走ります。