トレイルライド日記

自分で計画した行程に基づいて、全国のトレイルやダートへ遠征に行くことが好きです。

3/12 M山直登林道~ATGAKTKRT(担ぎ&東)

半年以上ぶりに、かつての自分の黄金コースATGAKTKRTを解禁。

しかも今回はオフロード率を高めるため、ATGの登りをM山直登林道経由で行くという負荷マシマシバージョンである。

今回は珍しく各地点での時間を記録したので、それに従って時系列を書いていく。

 

10時24分 下宿出発

11時24分 M山直登林道に突入

この廃林道は先月、「もう来ないだろうな」と思いつつも渾身のメンテをした甲斐があって、かなり上まで足をつかずに登れるようになった。今まで足をつかざるを得なかった箇所を、メンテのおかげで足をつかずにクリアできるのは感慨深い。が、今回は最初の急勾配セクションで足をついてしまい、足つき0とはいかなかった。

T山林道に合流してからは、淡々とダートを登る。暑いので水場で水分補給。

仕事なんて放り出して山に走りに行きたくなるような、最高の快晴だ。

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12時6分 首無し地蔵

地蔵から先のセクションは、所によっては根雪がようやく溶けたばかりといった感じでぬかるんでおり、全乗車チャレンジは失敗。

センター縛りで登れるところと登れないところの確認はできた。

そしてお気に入りの展望スポットに到着。

久々に来たこともあって、この日は特にこの光景に感動した。

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その後ATGトレイルを下る。

半年前に来た時よりも整備されており、基本的にはほぼ全乗車できる。所によって雪溶けによる新しい倒木があった。また、ガレ具合も増しており、前輪がゴロタ石にとられないよう細心の注意を払いながら下った。

 

12時47分 S峠

AKTに侵入。

こちらも半年前に来た時よりも整備されておりウハウハだった。

途中、チャレンジ登り坂が立て続けに2本連続する箇所は今回も失敗。この2本は本当に自分と相性が悪い。何度挑戦してもダメだった。1本目は倒木の影響でルートがマイナーチェンジされており難化していたとはいえ、まだいけそうではあったが、1本目に比べかなり長い2本目は、もう一頑張りというセクションに行くまでで精一杯だった。2本目は最後に足をつかずに登れたのがいつか思い出せないくらいだ。2016年、ウィスラーから帰ってきた後に朝ライドに参加した際は、いくぶんウェットコンディションだったにも関わらず、mineさんはこの2本を止まることなく一発で足をつかずに登りきっており、それを見て自分は舌を巻いたものだった。ドライなのに登れないことがかなり悔しかった。

後半の延々ロックセクションが続く箇所の影響で腕がパンパンになった。

 

13時31分 AKT出口

AKTを終えてから馬堀ローソンまでは、束の間の川沿い超快走セクション。ATGAKTという京都屈指のチャレンジングな下りを無事終えた後で、しかも快晴なのも相俟って、とても心地よかった。

馬堀ローソンで補給してから、KRTの担ぎに入る。

最初から最後まで担ぎ通すメンタルは今の自分には無いので、所々で押しながら登った。走力がつく代わりに担ぎ耐性は犠牲になったな...。

この担ぎが終わってからMSG山頂までは個人的に宿題となっているチャレンジ登り。決して難しすぎる訳ではないのに、足をつかずに突破できたことはない。京都を去る前に是非成功させたいということで、今回チャレンジしてみたところ、3度目くらいでようやく成功。難し目のセクションが全て終わった後で、山頂の直前に倒木があったので残念ながら足をついたが満足。

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14時32分 MSG山頂

MSG山頂からはダート林道を下ってKRT東に接続する。このダート区間が整備されており、全舗装ダートと言ってもいいくらいキレイなダートになっていた。

KRT東入口の坂は、今回はセンターローで登ってみた。ライン取りがシビアになるが、助走をつければ32T×36Tでも登れることが分かった。

チャレンジングな根っこセクションが数え切れないくらいあるKRT東だが、この日の自分はかなり冴えており、1発成功を連発できて嬉しかった。ただ1箇所、中盤の超タイトターンだけは、勢いありすぎてジャックナイフになりながらのかなり危うい成功でしたが...。

KRT東は誰ともすれ違わずに終えられた。チャレンジングだがとても楽しいこのトレイル、京都を去るまでにもう何度か行くぞ!

 

15時21分 山田口交差点

雪印コーヒー牛乳を投入してから下宿までブンブン回して帰宅。

 

充実した1日だった。

ATGAKTKRT(担ぎ&東)は、MTBの総合力が試される、京都屈指のチャレンジングなフルコースです。

3/11 OTW(Z)~D(F)~D(NZ)

この日は自転車部の後輩のI上、Qちゃん、西皮、先輩のtiagraslxさんと、大先輩のMz田さんとOTW(Z)トレイルに行った。

ワチャワチャと喋りながら登るのは、ソロで追い込むのとは全然違ってこれまた楽しい。

OTW(Z)を下ってからは石山のMz田さんのお家に寄らせて頂き、奥さんで同じく自転車部OGのKさんのおもてなしを受けました。自分ではまず作らない類のタイカレーを振舞って頂き、とても美味しかったです。ありがとうございました!

Kさん曰く「MTBというと昔はおっさん部員だけが乗っているイメージだったけど、今は乗ってる世代が若くなっていて驚いた」とのこと。時代はついに変わったんですねぇ...。今後はこの流れを自転車部のバリバリ現役世代(1,2回生)にまで浸透させたいですね。

1時間半くらい滞在させていただいた後は、普段トレーニングで使っている登り専用トレイルD(F)を経由してD(NZ)へ。D(F)ではチャレンジ登りを、D(NZ)ではチャレンジ下りのライン取りなどを、皆であーだこーだ言いながらアナリーゼを行った。

自転車部の皆とトレイルに行くと、普段のトレーニングとは正反対のゆっくりした時間が流れるのが好きだ。

3月21日にも、皆とまた走ることを確認して解散。

 

有意義な「大人の休日」感すらあった1日でした。

 

3/10 花背峠~R477~京北~栗尾峠~京見峠

この日は京都を離れる前にドロップハンドルのツアー車でどうしても行きたかった、超王道舗装路練へ。

京都という立地の神さを体感できる王道コース。あまりにもありふれたコースではあるが、京都を離れると途端に有難さが分かるコースである。

が、行きしなに二軒茶屋ミニストップ辺りで路上の変な金属を踏みつけたようでリアのマラソンタイヤがサイドカット。一瞬で空気が抜けた。

このミニストップ~市原ローソンにかけての路側帯が無く交通量が多い一帯は普通に走っても嫌なものだが、パンクを誘発する落下物も多い。実際、4年前は花背TTに行く際に釘が貫通して、泣く泣く押して帰った因縁がある。それと同じエリアで今度はサイドカットとは...。

が、今回は前回とは異なり不屈の精神でサイドカット箇所をクリアファイルの切れ端で補修したので走れるようになった。

そのまま学生時代最後の花背峠登坂へ。

登っていて2回目の九十九辺りで、そういえばボトルに満タンに入れた水を捨て忘れていたことに気づいたが、もうそんなことはどうでもいい。ひたすら全力で登った。

結果は22分2秒。

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全力で登れたということだけが大事で、もうあとのことはどうでもよかった。さわやかな余韻さえ感じられる登坂だった。

水場に戻って湧き水に詰め替え、後の行程を消化する。

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峠より北は少し雪が残っており(昨晩冷え込んで降ったようだ)指ぬきグローブの手は完全に凍えてしまった。

歯を食いしばりながら、早く終われと祈りながら舗装路を下るという、端から見たら異常な状況だった。下っている途中で、逆から登ってくるローディーを見かけた時も、「登りで体を温められるなんて羨ましい。登り坂が恋しい」と思い、これまた異常な心理状態だった。

下り切ってからはR477を流す。

こういう微アップ微ダウンフラットの舗装路を流すのは、MTBよりも完全にドロップハンドルの自転車に軍配が上がり、快適に感じられる。

が、始終向かい風だった。

風が吹くとき、その向きを2方向に成分分解したとしても、追い風になる確率は20%くらいな気がする...。ましてや進行方向に対して完全な追い風になるのは5%くらいじゃないか?少なくとも自分はほとんど経験したことが無い。いつも向かい風である。

それにしてもおかしいのは、同じ道を往復する際も「行きは向かい風、帰りも向かい風」ということが往々にしてあることだ。

 

この日の向かい風は、まだ抗ってやろうという闘志が湧くくらいのものだったので、そのままR477を流して京北へ。

その後、栗尾峠を登ったが、峠付近が伐採されていてますます展望が良くなっていた。

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峠付近には、まるで南アフリカ-レソト国境のSani Passの超絶ミニチュア版のような線形の作業道がつけられていた。

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その後、京見を経由して帰京。

始終、快晴の土曜日の割には車が少なめだったので良かった。

そして、京都の立地の神さを改めて思い知ることが出来た。

 

 

3/7 K見林道練-グリコ男岩コジカ

1週間ぶりくらいにソロトレーニングへ。

K見林道はウェットで泥登りセクションなんか大変だったが、そんな中をもがきながら登り、泥を撒き散らしながら下るのが快感に感じられるようになってきた。

ますますこの(廃)林道が好きになってきたが、あいにく京都を離れる都合で、ここを走れるのはもう数えるくらいしかないだろう。

林道を3.5往復してから、グリコ-男岩をつなぐ。

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昨日、西皮が言っていたように、男岩後半のクランク岩は真っ直ぐに突っ切るルートがいつのまにか出来ており、易化していた。が、自分は律儀に正統派クランクルートをとって下った。

最後にコジカに寄ったが、この日はロックセクションで足をつきつつも、その先のゴミセクションが1発で成功できたので、「今日はセンター縛り全区間乗車チャレンジが成功するかも」と思った。

そこで、一旦トレイルを下ってから、もう一度、陵道入り口のスタート地点からチャレンジしてみた。

結果、3度くらいミスったが、4度目くらいでついに全区間(陵道-ロック-ゴミ-陵道)セクションをセンター縛りで足をつかずに突破できた。

過去の記事を調べたら昨年のちょうど今頃(2017/3/8)に、全区間をインナーロー発動で足をつかずに突破できていたことが分かったが、それからちょうど1年くらいでセンター縛りで登れるようになったのは少し感慨深い。

 

そのままサドル高さ調整もせず、足をつかずに下り切って終了。

 

3/6 朝ライド(D(B)-D(D))

この日は後輩の西皮とI上を連れて、彼らが知らないDトレイルへ。

前日かなり雨が降ったので、どうせツルツルだろうということで自分もまったり行くことにした。

D(B)前半で早速根っこの洗礼を受ける。ここ最近、ずっとドライだったので、上手くなったとすっかり錯覚していた。ウェットだと簡単に足をつくことになり、しまいには股間をトップチューブにぶつけてしまうしで少しイライラした。

D(B)後半の廃林道九十九セクションでは前輪が根っこに流されてハンドル末端が木にぶつかって落車。ウェットコンディションではもっと謙虚に走らないとなー

 

今回紹介したトレイルは2人にも満足してもらえたようで良かった。

3/3-4 京都ライド(京都MTB朝ライドpresents)

この日はすごく久々に京都MTB朝ライドの方々のライドにお邪魔しました。

長野や愛知から来られた方々との交流ライドです。

1日目は初めて行く西山64トレイル。

未知のトレイルに分け入るワクワク感を久々に味わいました。

 

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2日目は東山が舞台。普段一人で走っているトレイルも、色々な人と走ると、いつもとはまた違ったライン取りや勉強になる走りなどが観察できて刺激になります。

 

昨年夏の長野ライドではIdoさんと並んで圧倒的過ぎる走力を見せた、愛知組のHさんが今回いらしていたので、OTWなんかの林道登りは頑張ってバトルに参加しました。昨年夏の印象が強すぎて勝てるとは思わなかったのですが、何度も登ったことのある林道ということで地の利を得て思いがけず勝利。2度目登ったら負けるだろうなーとか思っていたら、Hさん、なんとゴールしてからまた下ってもう一度登ってくるというストイックさで感服。サイクリング部の夏合宿で、峠争いをしていた上回生が、峠の反対側に下ってからもう一回登ってくるのを見た時のような衝撃を受けました。

 

OTW(Z)を下ってからは、新コースでOTW(O)までつなぐことになりましたが、この新コースがなんと途中からOTW(Z)を逆走するというもの。さっきビュンビュン下って楽しんだ下りが、今度は自分を苦しめる(ギリ登れる斜度)坂となる感じが痛快でした。登りきって「今お支払いが済んだところだ」と誰かが言い出す辺り、さながらクレジットカードのような周回コースでした。

 

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今回はトレイルのチャレンジ登りはmineさんやTKPさんに完敗。3年前、朝ライドに初参加した時にトレイルをグイグイと登るお二人に感服し、その背中を追いかける感じでトレイルのチャレンジ登りの研鑽を積んできた訳ですが、学生時代を終えようとしている今となっても、やはりお二人の背中は遠かったです...

 

そんなこんなでとても楽しい2日間でした。

 

卒業してからも、朝ライドや長野、愛知の皆さんとは、長野ライドや東京ライド、王滝などでお会いすることがあると思いますので、よろしくお願い致します!

3/2 朝ライド(AMG-トモミ)

久々に5時台に起きて、明雅屋の前田さんと後輩のI上とAMGへ。

冬は雪に閉ざされるが最近暖かいのでいけるだろうと踏んでお二人をご案内。

ロードは鬼のように速いI上だが、ロード感覚で集合時間に間に合うように家を出た結果、思い切り遅刻をしていた。そりゃ長すぎるハンドルバーに、160mmストロークの前サス& 205mmのローターがついてるようなDH寄りのMTBじゃ舗装路の登りも難儀することだろう。

AMGトレイルは、入り口から山頂にかけての区間に、今までに見なかった林道がつくられておりぶつ切りにされていたので少し迷うこともあった。

 

稜線は真冬のような寒さで、最近ポカポカ陽気で忘れていた「指先がかじかむ感覚」を味わった。

山頂からの下りはAMGらしい狭々テクニカル根っこ祭り。

雪解け直後&春一番翌日ということで、かなり荒れていたら嫌だなーと最悪のコンディションも覚悟していたが、それに比べれば路面は穏やかであった(何箇所か新しい倒木がありましたが)。

久々に長いトレイルを満喫して下りきった。

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I上の新しいサスは、前の持ち主がダンパーを交換した上で譲ってくれたものにも関わらず不具合があったので明雅屋さんに入院することになった。

次から次へと全国からサスの修理依頼が舞い込んでおり、サスの救世主のようだ。