3/11 OTW(Z)~D(F)~D(NZ)
この日は自転車部の後輩のI上、Qちゃん、西皮、先輩のtiagraslxさんと、大先輩のMz田さんとOTW(Z)トレイルに行った。
ワチャワチャと喋りながら登るのは、ソロで追い込むのとは全然違ってこれまた楽しい。
OTW(Z)を下ってからは石山のMz田さんのお家に寄らせて頂き、奥さんで同じく自転車部OGのKさんのおもてなしを受けました。自分ではまず作らない類のタイカレーを振舞って頂き、とても美味しかったです。ありがとうございました!
Kさん曰く「MTBというと昔はおっさん部員だけが乗っているイメージだったけど、今は乗ってる世代が若くなっていて驚いた」とのこと。時代はついに変わったんですねぇ...。今後はこの流れを自転車部のバリバリ現役世代(1,2回生)にまで浸透させたいですね。
1時間半くらい滞在させていただいた後は、普段トレーニングで使っている登り専用トレイルD(F)を経由してD(NZ)へ。D(F)ではチャレンジ登りを、D(NZ)ではチャレンジ下りのライン取りなどを、皆であーだこーだ言いながらアナリーゼを行った。
自転車部の皆とトレイルに行くと、普段のトレーニングとは正反対のゆっくりした時間が流れるのが好きだ。
3月21日にも、皆とまた走ることを確認して解散。
有意義な「大人の休日」感すらあった1日でした。
3/10 花背峠~R477~京北~栗尾峠~京見峠
この日は京都を離れる前にドロップハンドルのツアー車でどうしても行きたかった、超王道舗装路練へ。
京都という立地の神さを体感できる王道コース。あまりにもありふれたコースではあるが、京都を離れると途端に有難さが分かるコースである。
が、行きしなに二軒茶屋のミニストップ辺りで路上の変な金属を踏みつけたようでリアのマラソンタイヤがサイドカット。一瞬で空気が抜けた。
このミニストップ~市原ローソンにかけての路側帯が無く交通量が多い一帯は普通に走っても嫌なものだが、パンクを誘発する落下物も多い。実際、4年前は花背TTに行く際に釘が貫通して、泣く泣く押して帰った因縁がある。それと同じエリアで今度はサイドカットとは...。
が、今回は前回とは異なり不屈の精神でサイドカット箇所をクリアファイルの切れ端で補修したので走れるようになった。
そのまま学生時代最後の花背峠登坂へ。
登っていて2回目の九十九辺りで、そういえばボトルに満タンに入れた水を捨て忘れていたことに気づいたが、もうそんなことはどうでもいい。ひたすら全力で登った。
結果は22分2秒。
全力で登れたということだけが大事で、もうあとのことはどうでもよかった。さわやかな余韻さえ感じられる登坂だった。
水場に戻って湧き水に詰め替え、後の行程を消化する。
峠より北は少し雪が残っており(昨晩冷え込んで降ったようだ)指ぬきグローブの手は完全に凍えてしまった。
歯を食いしばりながら、早く終われと祈りながら舗装路を下るという、端から見たら異常な状況だった。下っている途中で、逆から登ってくるローディーを見かけた時も、「登りで体を温められるなんて羨ましい。登り坂が恋しい」と思い、これまた異常な心理状態だった。
下り切ってからはR477を流す。
こういう微アップ微ダウンフラットの舗装路を流すのは、MTBよりも完全にドロップハンドルの自転車に軍配が上がり、快適に感じられる。
が、始終向かい風だった。
風が吹くとき、その向きを2方向に成分分解したとしても、追い風になる確率は20%くらいな気がする...。ましてや進行方向に対して完全な追い風になるのは5%くらいじゃないか?少なくとも自分はほとんど経験したことが無い。いつも向かい風である。
それにしてもおかしいのは、同じ道を往復する際も「行きは向かい風、帰りも向かい風」ということが往々にしてあることだ。
この日の向かい風は、まだ抗ってやろうという闘志が湧くくらいのものだったので、そのままR477を流して京北へ。
その後、栗尾峠を登ったが、峠付近が伐採されていてますます展望が良くなっていた。
峠付近には、まるで南アフリカ-レソト国境のSani Passの超絶ミニチュア版のような線形の作業道がつけられていた。
その後、京見を経由して帰京。
始終、快晴の土曜日の割には車が少なめだったので良かった。
そして、京都の立地の神さを改めて思い知ることが出来た。
3/7 K見林道練-グリコ男岩コジカ
1週間ぶりくらいにソロトレーニングへ。
K見林道はウェットで泥登りセクションなんか大変だったが、そんな中をもがきながら登り、泥を撒き散らしながら下るのが快感に感じられるようになってきた。
ますますこの(廃)林道が好きになってきたが、あいにく京都を離れる都合で、ここを走れるのはもう数えるくらいしかないだろう。
林道を3.5往復してから、グリコ-男岩をつなぐ。
昨日、西皮が言っていたように、男岩後半のクランク岩は真っ直ぐに突っ切るルートがいつのまにか出来ており、易化していた。が、自分は律儀に正統派クランクルートをとって下った。
最後にコジカに寄ったが、この日はロックセクションで足をつきつつも、その先のゴミセクションが1発で成功できたので、「今日はセンター縛り全区間乗車チャレンジが成功するかも」と思った。
そこで、一旦トレイルを下ってから、もう一度、陵道入り口のスタート地点からチャレンジしてみた。
結果、3度くらいミスったが、4度目くらいでついに全区間(陵道-ロック-ゴミ-陵道)セクションをセンター縛りで足をつかずに突破できた。
過去の記事を調べたら昨年のちょうど今頃(2017/3/8)に、全区間をインナーロー発動で足をつかずに突破できていたことが分かったが、それからちょうど1年くらいでセンター縛りで登れるようになったのは少し感慨深い。
そのままサドル高さ調整もせず、足をつかずに下り切って終了。
3/6 朝ライド(D(B)-D(D))
この日は後輩の西皮とI上を連れて、彼らが知らないDトレイルへ。
前日かなり雨が降ったので、どうせツルツルだろうということで自分もまったり行くことにした。
D(B)前半で早速根っこの洗礼を受ける。ここ最近、ずっとドライだったので、上手くなったとすっかり錯覚していた。ウェットだと簡単に足をつくことになり、しまいには股間をトップチューブにぶつけてしまうしで少しイライラした。
D(B)後半の廃林道九十九セクションでは前輪が根っこに流されてハンドル末端が木にぶつかって落車。ウェットコンディションではもっと謙虚に走らないとなー
今回紹介したトレイルは2人にも満足してもらえたようで良かった。
3/3-4 京都ライド(京都MTB朝ライドpresents)
この日はすごく久々に京都MTB朝ライドの方々のライドにお邪魔しました。
長野や愛知から来られた方々との交流ライドです。
1日目は初めて行く西山64トレイル。
未知のトレイルに分け入るワクワク感を久々に味わいました。
2日目は東山が舞台。普段一人で走っているトレイルも、色々な人と走ると、いつもとはまた違ったライン取りや勉強になる走りなどが観察できて刺激になります。
昨年夏の長野ライドではIdoさんと並んで圧倒的過ぎる走力を見せた、愛知組のHさんが今回いらしていたので、OTWなんかの林道登りは頑張ってバトルに参加しました。昨年夏の印象が強すぎて勝てるとは思わなかったのですが、何度も登ったことのある林道ということで地の利を得て思いがけず勝利。2度目登ったら負けるだろうなーとか思っていたら、Hさん、なんとゴールしてからまた下ってもう一度登ってくるというストイックさで感服。サイクリング部の夏合宿で、峠争いをしていた上回生が、峠の反対側に下ってからもう一回登ってくるのを見た時のような衝撃を受けました。
OTW(Z)を下ってからは、新コースでOTW(O)までつなぐことになりましたが、この新コースがなんと途中からOTW(Z)を逆走するというもの。さっきビュンビュン下って楽しんだ下りが、今度は自分を苦しめる(ギリ登れる斜度)坂となる感じが痛快でした。登りきって「今お支払いが済んだところだ」と誰かが言い出す辺り、さながらクレジットカードのような周回コースでした。
今回はトレイルのチャレンジ登りはmineさんやTKPさんに完敗。3年前、朝ライドに初参加した時にトレイルをグイグイと登るお二人に感服し、その背中を追いかける感じでトレイルのチャレンジ登りの研鑽を積んできた訳ですが、学生時代を終えようとしている今となっても、やはりお二人の背中は遠かったです...
そんなこんなでとても楽しい2日間でした。
卒業してからも、朝ライドや長野、愛知の皆さんとは、長野ライドや東京ライド、王滝などでお会いすることがあると思いますので、よろしくお願い致します!
3/2 朝ライド(AMG-トモミ)
久々に5時台に起きて、明雅屋の前田さんと後輩のI上とAMGへ。
冬は雪に閉ざされるが最近暖かいのでいけるだろうと踏んでお二人をご案内。
ロードは鬼のように速いI上だが、ロード感覚で集合時間に間に合うように家を出た結果、思い切り遅刻をしていた。そりゃ長すぎるハンドルバーに、160mmストロークの前サス& 205mmのローターがついてるようなDH寄りのMTBじゃ舗装路の登りも難儀することだろう。
AMGトレイルは、入り口から山頂にかけての区間に、今までに見なかった林道がつくられておりぶつ切りにされていたので少し迷うこともあった。
稜線は真冬のような寒さで、最近ポカポカ陽気で忘れていた「指先がかじかむ感覚」を味わった。
山頂からの下りはAMGらしい狭々テクニカル根っこ祭り。
雪解け直後&春一番翌日ということで、かなり荒れていたら嫌だなーと最悪のコンディションも覚悟していたが、それに比べれば路面は穏やかであった(何箇所か新しい倒木がありましたが)。
久々に長いトレイルを満喫して下りきった。
I上の新しいサスは、前の持ち主がダンパーを交換した上で譲ってくれたものにも関わらず不具合があったので明雅屋さんに入院することになった。
次から次へと全国からサスの修理依頼が舞い込んでおり、サスの救世主のようだ。
2/28 OH(北行)~D(B)~陵入り口チャレンジ登り~D(D)
この日はOH方面でトレーニング。
OH方面に行く際は、まとまった登りをこなすのではなくトレイルの登りを中心にこなすXC練要素が強い。
この日はすこぶる調子が良く、今まで一度も出来なかった「OHの大谷側の入り口から、山頂を経由してK峠の出口まで足をつかずに走る」ことが一発で出来た。
途中の最難セクションのみインナーローを解禁し、あとは全部センター縛り。前回、こうしたXC練で最適なサドル高さを発見できたのも成功の要因かも。
次の目標は「OHの大谷側の入り口から178出口まで足をつかずに走る」ことだな...
今回成功したチャレンジよりもう一段階難易度は高いが、トレイルコンディションが良ければ近いうちに達成できそうな気がする。
次にダート、トレイルを経由してD(B)へ。
途中の稜線上のシビアな登り(2/26記事参照)は今回は普通に成功できた。やはり今日は調子が良い。
その後、D(B)を逆走すると現れるチャレンジ坂(同じく2/26記事参照)へ。
前回は合計25回くらい登ってようやく足をつかずにクリアできた登りだが、今回はなんと一発でクリアできた。OH(北行)の最難区間にしろ、こういうチャレンジ登りは、確固たる攻略ルートさえ分かれば、突破のハードルはかなり下がることを体感。
が、しばらく進んだ先で嫌らしく斜めに傾いた木をよけるところで無念の足つき。
悔しいので、この区間も確固たる攻略ルートを開発してから再チャレンジ。
結局、トータルで10度くらいチャレンジして、ようやくD(B)の廃林道終点から、その先にある峠(トレイルの交差点になっている)箇所までを足をつかずに登り切ることができた。
峠の交差点からD(白岩)方面に進むと、さらに1箇所チャレンジ登りがあり、それを上りきれば最終的なピークとなる。センターロー(32T×36T)でシビアなラインを突き抜ければギリギリ登れる坂である。今回はダメだったが、最終的にはこのピークまで足をつかずに登りきれるようになりたい。
こうしたチャレンジ坂を平定していく作業は昨年の自分を彷彿とさせるが、昨年の自分と違うのは、「センター縛りで登ること」もしくは「インナーローはやむを得ない箇所のみ発動し、センター縛りでも登れることが判明している坂はセンターで登ること」という縛りを追加している点である。
センター縛りで色々な坂に挑むのは時として苦しみを伴うが、ごまかしが効かない世界で、助走をつけてシビアなラインを一直線に貫き通すことによって成功へ導かれることが多い。脚力をつけるトレーニングにもなるし、ライン取りとトラクションコントロールの精度を一層高める練習にもなる。助走をつけた力強い登りによってクリアできた時の喜びは、余力を残しながらインナーローでシャカシャカ登ってクリアした時よりも遥かに大きい。
たぶん、自分の中に芽生えたこの「インナー封じ」の流れを極限まで突き詰めたものが「シングルスピード」の境地なんだと思う。
その後D(B)を下る。浮石や溝の多いヘアピンが続く、勾配の緩い廃林道で、正直言って面白くないなーと思い、2年ほど行かなくなったトレイルだが、いざ下ってみると全然美しく下れず、ストレスがたまってきていることに気づいた。雑な下り方でも痛い目に遭わずに下れる易しさについて、かつての自分は「易しすぎてこのトレイルは自分には向いていない」と捉えた。だがそれは高慢な態度に起因する誤った解釈であり、正確には「浮石や溝のあるヘアピンの処理という、苦手なことに向き合うのが嫌で」近づかなくなったのではないだろうか。
そう考えると、「自分の雑な下り方に真っ向から向き合えるトレイル」でもある。
「発想を変えるというのはこういうことか」と自分の中で新しい発見が出来た。
今度から、このトレイルも定番練習コースに入れるつもりだ。
その後、京都を去る前に是非クリアしてみたいチャレンジ坂として「陵トレイル入り口のチャレンジ坂」へ向かった。
これは、2年前に朝ライドで連れて行っていただいた際に、mineさんやTKPさんが、どう見てもクリアできなさそうなゴッツイ岩を指差して「チャレンジ坂」と呼び、果敢にトライされていたのを見て、非常に強烈な印象を持ったセクションを含む坂である。
最難箇所の全景は以下の通り。
昨年、何度もチャレンジした結果、股間を痛打するという憂き目に遭って以来来ていなかったが、今の自分の実力で登れるか確かめてみたかった。
しかも、京都屈指のトレイル登坂スキルをお持ちのmineさんやTKPさんが「チャレンジ坂」認定するということは、客観的に見ても成功できる可能性があるということだ。
で、今日トライしてみた。
チャレンジ坂直前の分岐点スタート、終点はチャレンジ坂を上ってしばらくしたところにある峠に設定。
一発目は失敗。
突破口が一向に見えない岩に絶望しかけるが、一箇所「これはもしかして」というシビアなラインを発見。
インナーローでないと当然登れないが、その上で「一直線に迷い無く貫く」必要がある。だが、これはセンター縛りを基本とする最近の自分が特に鍛えてきたことで、今こそ発揮する時である。
で、次に思い切ってその新ラインを攻めたところ...
リアタイヤが、今までに登りでは発したことが無いようなガリガリ音を立てながらも、なんとか成功!
リアが空転するギリギリの所だったことを体感したが、ノブの高いWildGrip'Rのワイルドさに助けられて成功できた。
その後、そのまま峠まで登りきってチャレンジ終了。
あのゴツイ岩の強烈な印象から、「失敗しても悔いは無い」と自分でも事前に思い込んでいたが、思いがけず成功できた。
自分でもびっくりでした。
その後、D(D)に1年以上ぶりに寄った。
D(D)は入り口に有名な2段ドロップオフがあり、以前はビクビクしながら通っていたが、今回行ってみたら、意外にもそんなに大したことは無かった。
D(D)は序盤は走りやすいが、後半はドロップオフや石の多い掘割を激ダウンする。この後半も苦手意識を持っていたが、今日行ってみたら大したことは無かった。前回はサスが壊れかけの状態だっただけに、壊れたサスで走るのはトレイルライドの楽しさを走りにくさ、恐怖に変換してしまうので避けた方が良いな、と(当たり前のことを)再認識した。
トレイル出口で、これからこのトレイルを担ぎ上がって下るというMTBのおじさんに遭遇。これをピストンというアグレッシブさに驚嘆した。