トレイルライド日記

自分で計画した行程に基づいて、全国のトレイルやダートへ遠征に行くことが好きです。

12/9 T山林道練

金欠対策のバイト5連勤を終えて(給料日払いなのが非常に有り難いですね)、ダートを求めてT山林道へ。

先週の花背TTから引き続きインナーのチェーンリングを外した状態で、入り口の橋から終点広場まで全力でヒルクライムTTをした。

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結果は29分51秒(6.4km560up)。

前回の結果は29分59秒で、初めて目標の30分切りを達成したが「実は30分ちょうどだったんじゃないか」という感じでモヤモヤが残るタイムでもあったため、明らかに30分切りしているタイムを出せたので良かった。

ただ、これくらいが自分の伸ばせる限界の記録だなという実感も持った。

6.4km560upでこのタイムは、普通の舗装路のヒルクライムの視点では決して速いとは言えない。先週の自分の花背の平均速度14.3km/hで登ると、距離だけで見た単純計算では26分50秒くらいで登れることになるが...

この林道、前半3.5kmの川沿いの勾配がかなりラディカルに変化する上に舗装がガタガタなコンクリート、しかも路面堆積物が多いというのが曲者だ。

細かなギアチェンジを必要とする上に、緩い勾配で登っていると思えばいきなりドキツイ直登で高みにある橋を目指し始めることを何度も繰り返す。速度を殺さずしかも最速で登れる(狭い一車線なので、もちろんブラインドカーブは対向車が万が一来たときの可能性も考慮)ライン取りも重要で、かなりテクニカルだ。

しかもこの区間の後半は、穴ぼこやギャップだらけの荒れたコンクリ舗装の急登のオンパレード。苦しいが、「ここで安定した走りを見せるためのMTBだろうが!」とMTBの面目を保つため自分に喝を入れながら登るセクションである。

T山林道TTをする上では、この前半3.5kmの突破タイムが結果を既に左右してしまっていると言っていいと思う。

そのため、3.5km走った先の、道が川沿いを離れて斜面をトラバースし始め、しかも舗装が綺麗になり始めたところまで来たら、「核心部は突破した、よくやった自分」ととりあえず自分を褒めることにしている。

そこからゴールまでは、途中の二股分岐の先が一時的にに勾配が強まるものの、舗装が綺麗で安心して登れるので、その時の脚力に合ったギアでカリカリ漕いで登るだけである。

ゴールは、未舗装区間が始まって10mくらいした所。道の幅が一気に広がる所を自分でゴールに定めている。

 

この林道はいつか関西ヒルクライム資料室のレパートリーにとっくに加えられていてもおかしくない強度のコースなのだが...

ロードの人が全力で登ったタイムを見てみたい。

 

その後、いつものように稜線ダートへ。

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雪が所々積もっていたが、登りも含め自転車で乗っていける程度だった。

雪が無い所は超ウェットで水溜り箇所多く、一往復した時にはシクロクロスのレースに出たかのように泥んこになった。

今回のダート区間では、最近前タイヤに付け替えたMAXXIS ARDENTの安定性を改めて実感。

2年以上使いまくってインジケーターが無くなるくらいには磨り減ったのでContinentalのMountain Kingに替えてずっと走ってた訳だが、先週のヒルクライムTTでは「転がり抵抗が少ないだろう」と感じてこちらに1年ぶりくらいに付け替えた。こちらの方がMountain Kingに比べてしなやかで、自分にはARDENTの方が向いている気がした。

ノブが磨耗していることによるスリップも今回は特に無かった。

 

その後、人生で初めて「T山林道を下る」ことをして帰宅。

いつもはM山トレイルとかダートで下ってしまうので、登りに使った舗装路で下るなんてことはしないんだよね。もう前サスが死亡状態(機能しない筋肉に電極を差して無理やりピクピク動かしているも同然な状態)なのでこうして下った。

 

来週中には新しいサスに交換できるので、もう少しの辛抱だ...!

 

 

 

 

12/3 花背峠~百井、前ヶ畑、江文峠

昨晩の飲み会の腹ごなしに舗装路ライドへ。

昨日全力で登って自己ベストを更新した花背峠だが、「今の登坂スキルで、関西ヒルクライム資料室の公式スタート地点からTTをしたらどんなタイムになるのだろう?」と思い、公式スタート地点の鞍馬温泉から、公式ゴール地点の電光温度板までMTBで全力で登ってみた。

結果は25分25秒。

ランキングと見比べてみても、遅いなぁ...。

いい意味で喝を入れられました。

その後は舗装路の峠を流して終了。

 

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夜、追い出しコンパフィナーレとして登った、人生初夜大文字(しかもスーパームーン)の夜景が最高でした。

 

 

12/2 花背TT

この日は自分の所属するサイクリング部の花背峠タイムトライアルに出場。

7月と12月の年2回タイムトライアルが行われるが、来年には京都にいないのでこれが自分にとって最後のTT出場。

インフレーターやサドルバッグを外すのはもちろんのこと、インナーのチェーンリングも外して、精一杯軽量化してTTに臨んだ。とはいえ、前タイヤには(かなり磨り減っているとはいえ)太さ2.4のArdent(864g)を付け、ホイールも決戦用など持ち合わせておらずいつもの物を使っている時点で軽量化対策はガバガバなんだよなぁ...。

バス転回場スタートで、結果は20分58秒。

7月のTTでは22分25秒で、1分30秒くらい縮められた。練習時点では達成できなかったMTBでの21分切りを目標にしていただけに、とても嬉しかった。

部内のMTBレコード(20分15秒)にはまだ40秒以上も及ばないけど、現時点での全力をぶつけて20分台という目標が達成できたので満足です。

順位も、前回前々回はギリギリ十傑に入れなかったところが、自分にとって最後のTTで初十傑入りできて、しかも満足のいくタイムで4位に食い込めたので、有終の美を飾れたんじゃないかと思います。

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自分の場合、現役時代のTTでは、タイムを伸ばすという競技志向は皆無で、ツーリング車であるシクロでダラダラと30分ペースで登ってばかりだった。同期の皆が、引退して自転車にも全然乗らなくなって研究に打ち込む生活を送る中で逆に、自分はM1の12月から、MTB縛りという切り口で本気でこのTTに臨むようになった。同期とタイムを競い合う現役時代を送らなかったことを、全力でTTに臨む後輩達を見るたびに、ちょっと後悔してしまうな...。

 

TTの後は夕方から2個下の代の追い出しコンパ。

1次会のみの参加だったけど、とっても楽しかったです。お疲れ様でした!

ただ、TTの表彰の時に、たぶん部員の前で表彰されてコメントをするのは最後の機会だというのに、自分でもよく分からんメッセージ性の薄いことを言ってしまったのだけは後悔しています(汗

 

 

 

11/30 山中越

12/2の花背TT前の最終調整として山中へ。

比叡平への京阪バスの時間を避けて登ったら、紅葉シーズンということもあって観光バスも走っており、ペット霊園前辺りで離合のためやむを得ずストップ。20秒くらいロスしたかな。

タイムは17分20秒で、あのストップが無かったら16分切れていた気がするが、序盤の加速にキレが無く、ストップがなかった場合でも満足のいく走りにはならなかったと思う。

最初のフラット区間を全力で登った後の急勾配ヘアピンで足と呼吸が辛くなり、その先から始まる微アップ区間でイマイチ加速できずもどかしいというのが今回の状況。

ラヂウム温泉辺りでようやくモリモリ登れるようになる。

もしかしたら、下宿からスタート地点までの距離が短すぎる(400m程度)がために、ウォーミングアップが足りずにこうなるのかな。

いつか、適度にアップしてからTTして加速具合を比較してみたい。

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11/28 T山林道練

先月の台風21号でしばし通行止めになっていたT山林道へ。

京都市提供の情報によると半月くらい前には復旧工事が完了していた上に行くチャンスは幾つもあったが、ウダウダして行かなかったら11月も末近くになってしまった。

12月2日に自転車部の花背峠TTがあるため、ヒルクライムスキルを推し量るべくT山林道を登った。

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結果は29分59秒(6.4km560up)。

念願の30分切りを果たせて嬉しかった。ほんの1秒だけどね。

ちなみに、序盤~中盤の、荒れた舗装の川沿いアップ区間は台風の影響で落枝や穴ぼこが多く、ライン取りという点でかなりテクニカルになっていた。復旧直後に来てもあまりTTできるような路面状態じゃなかっただろうなぁ

10月半ば以降、山中越以外でヒルクライムのタイムを計ることをしていなかったため、衰えてたら嫌だよーと思いながら登ったら意外と良いペースで登れていて自分でも驚いた。

結果、自己ベストより40秒以上短縮できた訳で、12月2日のTTでもこれくらいのコンディションで登れるように最終調整をしたい。

その後稜線を往復するダート練の後に、北方面のダートを下ってからR162→京見峠で、最後にトレイルを下ってトレーニングを終えた。

大体3時間30分くらいで終わる、良いオフロード練だった。

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11/25 '12TQR追憶ラン(百井峠~R367~横谷トンネル~道の駅新あさひ風車村~R303~R367~久多峠~裏花背)

今年最後のロングライドとして、MTBで京都北部&湖西方面へ。

自分の所属している自転車部では毎年9月最終週の土曜に耐久ラン(TQR)というロングライドイベント(レース)があり、だいたい250km4000upくらいを走ることになるのだが、現役時代トレーニング意欲が無く不真面目だった自分は1回生時に、なめ腐ったコンディションでレースに臨み、スタート~1stCPのある道の駅新あさひ風車村までの60kmの間に完膚なきまでに叩きのめされ、ハンガーノックと体調不良でリタイアした苦い過去を持つ。

あれから5年が経ち、多少なりとも体力に自信がついた状態で、あの地獄のような60kmを京都を離れる前にもう一度走っておきたいと思い、追憶ライドに出掛けた。

今回は、全舗装の行程を選びながら、あえてMTBで行くことにした。今の自分にとって一番操作しやすく自信を持てるのがMTBというのが理由だが、5年前の自分が見たらさぞ驚くだろう。

花背峠入り口のバス転回場からスタートし、2時間30分くらいで60kmを完走。

途中、横谷トンネルの手前で崩落を担ぎ越えたり、琵琶湖沿いで道に迷いかけたり、北上する区間は大概向かい風だったので、状況がよければもう少し短縮できたと思う...。

5年前ほどではないが、道の駅手前の弩フラット区間ハンガーノックになりかけ、改めてこの区間のしんどさを思い知った。あと、自分は本当にフラット区間を巡航するのが下手だなと思った。

納得いく走りだったかはともかく、とりあえず主目的を果たしてからは、R303とR367をつないでから久多峠へ。既に脚がしんどく、2週間前より体力落ちてる感じがした。

最後は裏花背を登って終了。「今日最後の峠だ」と思うと、意外と登れてしまうものだ。

最終的に162kmを走った。いいトレーニングになったと思う。

 

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11/19 M床山ライド

M床山にこれまで3度アタックして3度とも失敗し、4、5回目はライドを企画しただけで雨や雪が降って行けなかったtiagraslxさんを、6度目の正直としてM床山にご案内した。

自分は6度目の登頂を目論む。

自転車部の2回生のF君も、以前登頂に失敗したリベンジを果たすために来てくれた上、大先輩のMz田さんも前ヶ畑までお見送り(?)をして下さった。

昨日からの寒波の影響で山頂付近はなんと雪が。紅葉の上に雪が積もっている。積雪の観測は例年より2週間以上早いんじゃないか...?

これもM床山がtiagraslxさんを拒むために仕掛けた罠だろう。

今回は7月に登った時と同様、万難を排すべく最短ルートを選択したため、雪はあったもののあっさり登頂に成功した。

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その後はガッツリスノーライド。

だが、粘度が高い半面落ち葉の上ではツルツルに滑る新雪のため、タイヤにまとわりついてフレームと干渉する上、トラバース区間では谷に滑り落ちそうで閉口した。

自分もF君も指先がかじかんで感覚が無くなってきたため(特にF君は軍手だった)、当初の予定通りK倉山に向けて稜線を進むのは諦め、途中のO坂峠からエスケープルートをとって九多の集落に下ることにした。

O坂峠からの古道に来るのは3度目だが雪の時期は初めて。この寂しげな感じが、古道の雰囲気を一層引き立てる。

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廃林道に下りてからは、1箇所ある盛大な落橋スポットで写真撮影を。

昨年には既に落ちていたが、5年前にtiagraslxさんと来た時は橋があったため、2013年の台風なんかで落ちたのだろうか。とにかく、林道を下っているといきなり何の警告も無しに道が無くなっているので要注意。あまりの唐突さにtiagraslxさんも大爆笑。

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その後ゆるゆると葛川坊村まで下り、自販機で超絶幸せなコーヒー休憩をして、あとはR367を34km流して帰京した。

京都に着く頃にはすっかり暗くなっていた。

調子に乗ってガレダートのO見尾根とか寄らなくて良かったー。

久々に自転車部のメンバーと走れて(現役部員と走ったのはいつ以来だろうか?)とても楽しかった!