トレイルライド日記

自分で計画した行程に基づいて、全国のトレイルやダートへ遠征に行くことが好きです。

12/11 昼ライド(H山IP~U山ninjaトレイル)

f:id:xalakawa:20161218172722j:plain

久々にIPへ。

H山の展望所まではアップ数の割には時間がかかるなぁと再認識。

IPコースはやはり新しい落ち葉で根っこが完全に隠れており、慎重にスローペースで下る必要があった。

他にも要所要所で「こんな難しかったっけ?」というセクションがあり、初心者を連れてくるような印象のトレイルでは完全に無くなっていた。

最後の段差はフロントアップしてたら低速での進入にも関わらず無意識に飛んで着地していた。

U山ninjaコースは前回の反省を踏まえて「丁寧に下る」ということでゆっくりと下った。

直角ターンのドロップオフは相変わらず失敗。どうにもペダルが掘れた両脇の硬い花崗岩にぶつかって落車してしまう。

その後は普通に下って終了。

次にトレイルに行くのは土曜日かなぁ

12/10 昼ライド(花背TT~T杉~百井別れ~AMG~エブ旧道~STトレイル)

この日は自分が今OBとなっている、大学自転車部の花背峠でのTTの日。

4回生が仮装しているのは風物詩だが、今回は自分のMTBでのヒルクライム能力を試そうと本気で登ってみた。

といっても峠からトレイルに行くためにバックパックを背負って、しかも出走前に水を捨て忘れて500ml分くらい運搬してしまったが...。

結果は夏よりもタイムを縮めて、バス転回場から峠までで23分48秒。

今のところ部内のMTBの最速と思しき記録は、OBのスクミズさんが2012年の12月のTTで出した22分46秒という記録。

今の自分の限界に近い頑張りで登った結果をさらに1分縮めないといけないとか愕然。

でも自己ベスト更新できたのでとりあえず良かったです。

本当はこういう努力は現役の時にこそすべきだったんですがね...。

TT後はボタ雪の降りしきる寒さの中、T杉~ガレガレ林道で百井別れに出て、そこからは久々のAMG

またしてもウィスラー目線で走ってしまうのだが、京都でも最長のこのトレイル、MTBで上りやすい道のつけ方であれば、ウィスラー周辺のトレイルにかなり近づきそうという印象を持った。とりあえずXCバイクでなくクロマグハードテイルがとても似合いそうなトレイルだなあと思った。

この日はウェットでしかも落ち葉が積もって間もないので根っこが見えず、何回か落車。大蛇根もウェットだと不可能なんじゃないかという難しさだった。が、昨年だったか今年だったかの7月に自分告知で朝ライドで行った時は、ウェットなのに何故か成功した経験があるので、その点で下手になってしまったのかな。

なんとか無事にAMGをこなしてから、エブ峠旧道のダートを登る。

上りきってから旧道をダウンして、もう一度旧道を反対側から登る。この、東側の旧道はマップルなどでは車道扱いされているが、実体は荒れまくって基岩が露出し、最早幅員だけでしか車道だったと判断できないレベルのダート。これは登るのも下るのも難しいが楽しい。

もう一度峠に着いてからは未経験のエブ峠からのSTトレイル。

割と担ぐが思ったより乗れるコースだった。もう一回くらい行くかも。

STトレイルは神社方面ではなく、岩倉の集落に最短で抜けるコースをチョイス。

2年ぶりくらいに来たけど、デザートとして下るにはいいコースかな。

最後の掘割の落ち葉セクションは2年前の記憶以上に落ち葉がたまっていた。

ズルズル滑り落ちながら終了し帰宅。

そして夜は追い出しコンパで1個下の代の4回生を送り出しましたとさ。

12/4 昼ライド(K見、小鹿)

この日は自転車部の後輩達にいつものOB勢(tiagraslxさん、Tさん)を加えてトレイルライドへ。

最近メカトラ続きのTさんは駐車場に合流して車から降りた瞬間に「リアがパンクしてる」との一言。

ついに自転車に乗らずしてパンクするようになりましたかw

女子部員2名が参加してくれているということで、今回はコースを京都の中でもビギナー向けと思われる難易度と強度のトレイルへ連れて行った。

今回は指導役に徹しようと決めていたので、K見トレイルではずっとテールを務めた。

いやーシクロで来た後輩(暴威、かとぅー)がトレイルに慣れているのは頼もしかった上、女子陣も数回目のトレイルなのにちゃんと下れててホッとした。

...と思ったら、2本目の小鹿トレイルで悪い癖が出てしまい、コース案内のつもりで先頭を走っていたら、ノリノリトレイルについついノッてしまって、難関セクションの説明を疎かにしてしまった。で、例のつるつる坂にて1回生の女の子が落車。

幸いケガは特に無かったようだけど、アドレナリンで自分の役目を忘れてしまったことはいたく反省しました。

あとTさんのMTBが今回も重篤なメカトラに遭い、リアメカがもげる寸前になっていたのには笑いを禁じ得ませんでした。

「昔は乗る度に壊してたから、今はまだ乗っても壊れないことがある分マシな方」と語るTさん、もうあなたのMTBは呪われている気がします。

 

福王子セブンで解散してからはtiagraslxさんともう1本小鹿へ。

この間の特訓のお陰で、チャレンジ坂は安定して第3-4セクションを続けて乗れるようになった。第2セクションも、比較的ドライなこの日は調子が良く、最難関のこのセクションも近いうちに乗車したまま突破できそうな気がしてきた。

 

12/3 朝ライド(M山直登コース~ATG~AKT~KRT西)

この日はいつものトレイルロング練コースに今年最後のトライに行った。

しかもT山林道の舗装路の登りを、M山アプローチに使う登り用トレイルに置き換えて負荷マシマシ。

久々にこの登り用トレイルに行ったけど、やはり難易度は折り紙付き。

登板スキルに自信が付いてきた現段階でトライするも、足つきまくりボコボコにされた。

ATG前半の登り5連チャンは、最初と最後以外はなんとか足をつかずに行けた。とりあえず5つ全ての登りについて、個別には足をつかずに行けることは経験済みになったが、一連の動きで5つ連続で足をつかずに突破するのは改造マリオ並の難易度だろう。

特に一番最初の登りは、落ち葉が深いこの時期は物理的に無理になることが分かった。

ATG後半の全ダウンセクションは、次はいつ来れるか分からないということで本気で下った。結果、5分台~6分ちょいくらいで下れたっぽい(ストップウォッチが途中で止まってしまったので、入り口と出口の写真撮影時刻の差から)けど、腕はもうパンパン。

Redbull HardLineのDanAtherton目線のGopro動画でのラインの取り方を参考に下ってみたけど、本気のダウンヒルは「下ってるのに呼吸が荒く」なりますね。

AKTトレイルの下りは、落ち葉が深い上に朝露でウェット、しかもタイヤのノブが減っている状態なので、下りで限界に達してコケた。ハンドルが270度回転した結果、シフターの根元のアウターワイヤーキャップが破壊され(実はウィスラーで半壊状態になってた)、リア変速の調子が悪くなった。あと、トレイル出口付近でパンクもした。

最後の、全担ぎで標高を稼ぐ担ぎトレーニングのKRT西をこなした出口で、このトレイルを管理されているMTBの方々に偶然お会いした。Kさんと名乗られていたお方は、もしかしたら朝ライドでたまに話題に出るハンドルネームYosiさんなのかな...?と思ったけれどもKさんにそのことを確認しそびれてしまった。

リア変速の調子が悪くなったりパンクしたり落車したりしたけど、無事に下山出来たことに一層の安心感を覚えつつ、R9を流して帰宅。

7時40分に家を出て13時20分くらいに家に戻ってきた。

T山林道の登りすらもトレイルの登りに変換すると、やっぱり強度は鬼クラスになるなぁと実感。

それにしても快晴で最高だった。

f:id:xalakawa:20161203191429j:plain

 

12/2 昼ライド(小鹿フル)

今週はバイト漬けかつ国際学会に数日間見学に行くという充実(?)した週だった。

そんな中で暇を見つけて小鹿トレイルへ。

このトレイルは「京都版スキルアップパーク」だとつくづく思う。

ウィスラーで言えばCutYerBarsのような扱いか。

問題は、スキルアップできるのが、ジャンプやバーム処理、プッシュの技術ではなく「登りの」技術だということ。

前回紹介した、小鹿トレイルの登りの4つのチャレンジセクションについて、今日は特に第2、第3セクションについてとことん練習した。

足をついたらすぐにセクション開始地点まで戻ってもう一度チャレンジ...。

その結果、ゴミの多い第3セクションについては突破口を迷わずに貫けるようになって、晴れて足つき無しでクリア達成。調子に乗って第4セクションまで足をつかずに完遂した。

が、第2セクションは結局、足をつかずにクリアすることは終に出来なかった。

このセクションは更に細かいチャレンジパートに分かれるのだが、その中にはリアのトラクションがかかり辛く運頼みだったり、ライン取りがシビアだったりする。極めつけは、一見穏やかにしてライン取りも岩盤もツルツル、抉れている箇所。ここが一番難しく、何回やっても出来なかった...。

この小鹿トレイルの4つの登りのチャレンジセクションはマジで改造マリオ並の難易度だ。セーブポイントスタートで何度も失敗して、セクション単位では成功しても、セーブせずに一連の流れで全てのセクションで足をつかずに一気に上るのは極めて困難という代物である。だからこそチャレンジし甲斐があるというものだと思う...。

また、小鹿の肝心の下りセクションも、いかにして最適なライン取りをするかといういいトレーニングになると気づいてきた。雑に下って失敗してもそんなに痛い目には合わなさそうだけど、最適なライン取りについて考えると奥が深いトレイルだ。

100down程度で、規模は本当にミニチュアだ。

ウィスラーに行く前はそんなにこのトレイルに魅力を感じていなかったけど、ウィスラーから帰ってきた身では、こういう市街地にとても近く小規模な登りと小規模だけど奥が深いダウンヒルを楽しめるトレイルが、とても愛おしく感じるようになった。

f:id:xalakawa:20161202192304j:plain

 

11/26 北山方面ロングライド(旧鯖街道、M床山周回、K倉山)

4月末のT島トレイル方面に続いて、雪に閉ざされる前にということで北山方面のロングライドへ。行先は自分が北山の中でも大好きなM床山

今回は1回生の時にフル装のツーリングスタイルで突っ込んだ旧鯖街道を前半でトレースするという行程。

朝6時40分頃に下宿を出発。気温は4℃くらいだけど、この秋に購入したパールイズミの冬用アウターと、マビックの冬用ビブタイツのおかげであまり寒くは感じない。

市原ローソンを出てから貴船経由でA谷入口へ。

A谷から旧H背峠までのルートは、MTBだとかなり乗れて面白い。特に後半、林道がガレ始めてからが腕の見せ所。峠からはT杉経由で花背峠へ。旧H背峠からT杉への登りは、MTBでフルパワーでギリギリ乗っていける斜度。路面は腐葉土で根っこは少なく、シクロクロス練のようだ。貴船からのこの一連のルートは大変おもしろく、花背峠への新しいアプローチを再発見した感じだ。

f:id:xalakawa:20161202190957j:plain

O見尾根経由で前坂峠、尾越集落を経てM床山方面へ。はじめは山頂へは行かず、旧鯖街道経由でO黒坂峠へ。朝9時過ぎ、快晴のもと霜が降りたのH湿原はとても趣深かった。

f:id:xalakawa:20161202191014j:plain

峠からは三十三曲坂。めちゃくちゃ九十九ってる古道だけど、枯葉の下の石が多くテクニカル。もちろん九十九もたくさんあり、180°ターンのいい練習になった。が、4年前に来た時より倒木が多かった。

この坂は下りきると林道に合流するのだが、これがまた荒れている上に、日があまり差さず1年のうちいつも濡れているんじゃないかというくらい年季を感じるウェット具合。途中、大規模に橋が崩落していたりして、MTBでも走りにくかった。

久多の集落では「ここも京都市なんだった」と気づかされる標識が多く、貴船からはるばる山々を越えてここまで来た身でも、これまでもこれからも走っているのは100万都市京都市という事実に何とも不思議な安心感を感じた。が、集落の家々は本当に長閑なもので、自走で走ってこんな奥山の趣ある集落にたどりつけるというのも、京都の本当に良いところである。

久多の集落からはサクッと久多峠を舗装路で越えて、反対側に下ってから大悲山経由でM床山へ。

f:id:xalakawa:20161202191026j:plain

山頂に着いたのは12時ちょい過ぎ。予定より1時間ほど早く着いた。大悲山から先、M床山周辺の林道群が、地図で見た感じや3-4年前に走った記憶のそれよりもミニチュアスケールだったことも、早く着いた要因だった。

山頂での休憩も早々にK倉山方面へ。ここからは、今年の春に走ったルートなので勝手は分かる。だが、半年前に走ったにも関わらず、依然同じ場所で道を間違えてしまったりする。この尾根は赤テープを忠実に辿れば良いのだが、所々で、要領をつかんで調子に乗ってテープを追うのを怠ると、変な尾根に入ってしまったりする。

K倉山山頂には13時5分くらいに到着。

休憩の後、ここから一気呵成に600down。はじめの300downは、北山でも屈指のノリノリトレイルである。

だが、林道に合流した先に続くトレイルは、極めて手ごわい。

f:id:xalakawa:20161202191039j:plain

掘割の中に根っこと大きな石がゴロゴロしており、サスペンションを極限まで使いこなし、なおかつライン取りにも注意しながら、停止しないよう勢いを使って下っていかなければならない。木漏れ日の中、苔の映えるトレイルは、ウィスラーに行った身では、「こんなトレイルはウィスラーにもあってもおかしくはないかな」と思えてしまう見た目のトレイルだが、難易度は最高クラスのダブルブラックに属するであろう。無理と思わせて突破口はちゃんとある。強引さと繊細さ、思い切りの良さなど、一見して相反する全てが必要な、京都でも最難関のトレイルだろう、と今回下ってみて認識を新たにした。男岩トレイルなんかよりも難しい。

この最難関トレイルも後半は前半とはコースレイアウトが変わり、斜度が増す上に階段、ドロップオフが出現。思わず前転してしまったりコケそうな危ういトレイルだが、ここにも突破口はなんとかある。

「耐えろ耐えろ耐えろ、耐えたー!!」と、下っている最中に思わず叫んでしまうほどだった。

終盤は、どう足掻いても乗って下れない階段や、西山名物鬼ノ岩(今はもう近づけない)も真っ青な、急斜面の岩のクランクセクションが出現するので、おとなしく担ぎ下ろす。だが、この急斜面の岩のクランクセクションは、似たようなシチュエーションをウィスラーバイクパークのダブルブラックコース(goat gully)で見たことがあり、ダウンヒルバイクがあれば行けるのかもしれない。少なくとも、春の経験ではクロカンバイクじゃ歯が立ちませんでした。

で、今回のチャレンジのゴールの坊村に到着したのが14時頃。

最後に35km、国道を流して帰京。

オフロード版耐久ランのような行程を無事にこなした後に、ダウン基調の(正確には途中越からだけど)国道を流すのは気持ちいい。

こうして快晴の空のもと、晩秋の北山ロングライドを終えた。

M床山~K倉山~坊村は、今後も行きたい。

 

11/23 J山ダウンヒル

この日は全員自転車部OBのtiagraslxさんとM田さん、Tさんの4人で京都南部のJ山へトレイルライドへ。

といっても今回は普段のトレイルライドとは一味異なり、「大人の休日ライド」ということでトランポを活用。

Hisaさんに以前このようなライドに六甲に連れていっていただいたり、長野ライドの際にmizoさんのハイエースMTBを載せていただいた経験から、見様見真似で"大人の休日ライド"を楽しもうと思い立った。

結果、今回行ったJ山に関してはこのやり方でかなりイケた。

実際、2台の車に分乗した、常連と思しきMTBerのグループとも何度もすれ違った。

f:id:xalakawa:20161123212139j:plain

半分備忘録になるが、4人だとトレイルヘッドから車で下山してトレイル出口で全員を回収して、もう一度トレイルヘッドまで車で登り切るまでのサイクルが50分程だった。もっと運転に慣れた人だったら40~45分程かもしれない。

ハイエースは12時間10390円で借りられたし、免責保障は1080円。それに、ガソリン代は3001円だった。

人数が5人で、搬送サイクルがもっと多かったら、ガソリン代も+1000円くらいかかるだろう。

5人で1日楽しんで目安、一人3000円くらいかと。

この日は午後に運悪く車のトラブルがあり、計3回しか回収サイクルが出来なかったが、今回ノウハウを得たので、今後もしぶとくリベンジしたい。

それと、何度もこの日すれ違ったMTBerの方々には、今回の車のトラブルについて手伝っていただいたにも関わらず、充分なお礼が出来ないまま別れてしまい申し訳ありませんでした。またこういうことで困っている人がいたら、その人に今度は自分たちが力を貸すという形で、社会にお礼をしたいと思います!