トレイルライド日記

自分で計画した行程に基づいて、全国のトレイルやダートへ遠征に行くことが好きです。

12/18 花背ヒノ

念願の新しいサス(Fox Float 32 fit)の訳あり品をCRCで奇跡的に定価の40%OFFで手に入れた。

明雅屋さんでインストール(ついでにリアハブのグリス再充填も)していただいた上に、駆動系のギアやチェーン、スプロケも新しいものに交換して、乗り味が今までの比でないくらいに快適になった状態で「馴染み出し」的な感覚でトレイルライドへ。

その前に、この超快適な乗り心地になった状態で「挨拶に行く」と言っては何だが、花背峠へ行ってみることにした。快適性が向上した今のバイクではタイムはどれだけ伸びるのだろうか?

アプローチの道中でその走りやすさに感動しっ放し。サスのロックアウトがちゃんと決まり、入力が余すところなく出力(推進力)に変わっている感じがするのが、走りやすいと感じる最大の要因だろう。

で、花背峠を全力で登った。

12/2のTT以上にキレのある動きで登れたつもりだったのだが...

結果は21分58秒。

1分も遅くなってる!!

 

全力で登って、前回以上にキレがある感じでこの体たらくということは、認めたくは無いが前回のTTから2週間半の間に心肺機能や筋力が衰えているということだろう。

 

峠付近は普通に雪が積もっており寒かった。

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こうして「花背詣で」を済ませた後でヒノトレイルへ。

ニノの激坂林道経由でアプローチ。

この激坂林道を登るのは今年の7月、この1年で最も体力が落ちていた時に登って以来だ。

体力の点ではあの時と比較にならないくらいついている自信があるが、激坂のしかもガレたオフロードを登る技術については心もとなかった。果たして、登ってみると、足を何度かついてしまった。今までより重いギアで踏めるようにはなったが、次々に出てくるゴロタ石に対応できず、足元をすくわれてしまう。下手になったなぁ...。

思えば、今年の6月くらいまでは、まるで諸国を平定する武将の如き鼻息の荒さで、京都周辺の激坂林道やトレイルのチャレンジセクションの登りを、「足をつかずに登り切る」ことに無上の価値を見出してひたすらそれに打ち込んでいた。あの時の自分は、極めてテクニカルなオフロードの登りスキルはつけていたが、舗装路のヒルクライムスキルはそれほどでは無かった。夏以降は(サスが本格的に死んだのもあって)ツーリングやオンロードのヒルクライム、ガレ具合の少ないダートでトレーニングすることに打ち込み、体力はついたが、ハードなトレイルやダートへ行く機会はほとんど無くなり、トレイルの登りスキルは落ちてしまった。体力とトレイルの登りスキルは、両者とも練習を継続していないと簡単に落ちてしまう。サスが新しくなったことだし、今後は両者を両立して向上させていきたい。

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ヒノトレイル入り口の峠はすごい量の倒木で、10月の台風の尾根上での凄まじさを物語っていた。

トレイルは今までに何人もの方が整備に入って下さったとの情報をネットで見ており、そのおかげで(所によっては台風が来る前以上に)走りやすかった。有り難い限りです。

途中、リアホイールを思い切りピンポイントで細い切り株に打ち付けて乗り上げ、前転。トレイルでコケて土を被るなんて経験は久しぶりだ。本来のトレイルライドはこういう危険と常に隣り合わせなんだよな...。舗装路ライドを重ねていて、こういう身が引き締まる緊張感を忘れ平和ボケしている感じを反省した。「トレイルライド日記」という名のブログを運営していながらトレイルライドを疎かにしてはいかん!

トレイルを下っていての発見としては、新しいサスでは安心してギャップに突っ込めることだった。死んだサスではギャップにぶつかる度に前のめりになっていたので、有り難い限りだ。ただ、死亡サス対応のおっかなびっくりな感じの下り方が身に着いてしまっており、矯正が必要だ...。

トレイル中盤のノリノリバームセクションは、走っていて特に面白い場所なだけに、特に入念にメンテがされており感動。前回(9月だったかな?)に自分告知の朝ライドでヒノトレイルに来た時は、ここに倒木が結構あったのを覚えている。

最後の急斜面の九十九セクションは、ルート上の落ち葉が、まるで足でのけたかのように綺麗に掃除されており、「どこを走れば良いか」が一目瞭然だった。

で、最後の最後の、いつ来てもズルズル滑る感じで少し怖い区間に、短いが針のような根っこが張り出ており、サイドを引っかいて一瞬でパンク。

バシュンと空気が一気に抜けた辺り、これはサイドカットしたなーと思いながら、パンク修理の際にサイドウォールをチェックしたところ、特にカット箇所が見当たらなかったので、チューブを替えて走って帰った。

帰宅後、「そういえばこれからトレイルライドがメインになるし、リアタイヤをMythosXCから、ノブが厚いWildGrip'Rに替えよう」と思い立ってリアタイヤを替えようとしたところ...サイドからチューブがお餅のように飛び出してコンニチワしており、慌てて空気を抜いた。やっぱりサイドカットしてました。現場では泥や土で分かりにくくなってたんだな...自分のチェックが雑だったのもあると思うけど、これからはちゃんとチェックするようにしよう。

今週木曜にD大のマウンテンバイカーの方々をこのトレイルに案内するので、良い下見になりました。当日はこのサイドカットセクションも注意するようにしよう。