トレイルライド日記

京都の某理系院生によるMTB要素強めの生活記録。29erのXCバイクを駆った、良くも悪くも力技なライディングスタイルしか能がありません。たまにツーリングに行きます。

6/21 S父谷峠~S敷ヶ岳~反射板林道~T呑峠&F見坂&U月坂登りチャレンジ~E坂峠~ゴエ

京都北山の大森集落は、極めてテクニカルで足をつかずに登ることが困難なダート林道の宝庫である。梅雨空が戻る前の最後の日ということで、7時間ほどのライドに出掛けた。

まずr61号を北上する。r61は洛雲荘から先が、単調な川沿いアップでしかも傾斜がキツくて辛いのであまり行きたくないが、諸々の事情でこの道を通らざるを得ない。

舗装の終点ではいつ来ても心拍がヤバくなって「空気圧調整」という大義名分の下で一休みしてしまう。本当に辛い道である。

未舗装になってしばらく進んだ所に、Wolf峠へ向かうブル道の分岐があるが、これが実は昔は写真に加筆した感じに橋が架かっていたのだそうで驚き。しかも木製。傾斜など、今考えると無茶苦茶である。

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先に進み、S父谷峠付近は伐採地に緑が生い茂り、一見して北山っぽく無かった。

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そして担いで登ってS敷ヶ岳へ。途中で城丹国境尾根に合流してからは尾根上を進むが、昨年10月に来たときの印象と違って、倒木やトレイルに張り出したアセビなどの低木が邪魔で邪魔で、思ったより押しが多くてストレスフルだった。

そしてS敷ヶ岳目前の長めのチャレンジ登りは失敗。以後、この日のライドでは、ほぼ初見のチャレンジ登りの成功率が低くて色々と渇を入れられた感じだった。

S敷ヶ岳山頂から、トレイルを少し進んで荒れた林道に合流。

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尾根上に鉄塔や反射板を運ぶために作られた作業用林道らしいが、これが荒れ荒れなダートな上にまとまった標高を獲得する、チャレンジし甲斐がある林道であることに数ヶ月前から気付いて目をつけていた。この日のライドでは、分岐が多くて下から登る際に迷いやすいというこの林道を、上から降りて分岐箇所を把握した上で、一番下から登りチャレンジをすることが第一の目的だった。

で、下見ということで下るが、かなりガレている上に所々にキツい傾斜がある。

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おまけに、かなり長い期間続いた晴れで路面は乾燥し切っており、締りが全然無い。

だが、ATG林道と違い、所々に緩やかな斜度のトラバース区間などの安寧区間があり、自転車で登るのはまだ現実的ではないかと思われた。

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250downほどして、よく手入れされた林道に合流。チャレンジ区間はここからスタートということかな。

そして、チャレンジ登り開始。

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...しかし、まず一番最初の坂が登れない!

登れる斜度なのに、乾燥し切った路面が全然締りが無くて踏ん張りが利かない!

4回ほどチャレンジしたけど、この一番最初の登りすら攻略できないまま敗退。

とりあえず路面のせいにして、今度またチャレンジに来よう...。

下りながら下見した感じ、M山直登林道よりも、横峰峠よりも確実に難しく、自転車で登れそうなダート林道としては最強クラスだと感じ取った。

京都にいる間に登りきれるかな...。

とりあえずよく手入れされた林道を下る。とはいえこの林道も結構標高を稼いでいる林道で、途中の景色も良かった。

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大森集落に降りてから、積年の無念を晴らすべくT呑峠南側にチャレンジ。

毎年1回くらいのペースで登りチャレンジしてる気がするけど(毎回失敗)、この峠南側のダート区間が、距離は短いが急勾配な上に拳大の石がゴロゴロする河原のような路面、しかも路面に水が流れているという凶悪かつチャレンジングなダートである。

今回はいけるかなーと思ってチャレンジ。

結果、遂にこのダート区間を足をつかずに登りきれました。

ただ、一発ではいかず、途中の最難区間を、単体で3,4回チャレンジしてライン取りを叩き込んでから登った結果で、こういう坂を初見で登ることの難しさを改めて思い知った。

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積年の無念が晴れた今、もうこの峠に来ることは無いだろう...。

続いてF見坂の登りにチャレンジ。

3年前にフル装のシクロで突っ込んで押し一徹だった覚えのある林道だった。

正直、大ボスのT呑峠に対して、距離も短く標高も低いF見坂とU月坂は手下くらいの難易度じゃないかな...とか思ってたら、F見坂は全くバカにならない難しさでした。

特に1箇所、最急勾配区間なのに路面ではゴロタ石がほとんど落ち葉に隠れている、という場所があり、ライン取りという点でかなり難しかった。

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T呑峠の一番難しい箇所は、オフロードバイクの轍の箇所を基本的には辿れば良かったが、F見坂はマイナーで轍が全然無く、自分で考えてライン取りを決めなくてはならない、という点でも難しかった。

結局、この一番難しい箇所を5回くらい挑戦してなんとか突破し、そのまま峠に到着。

このダート区間を一番下から足をつかずに登るのも今後の課題かな...。

続いてまた大森側に舞い戻って、今度はU月坂へ。

しかし、U月坂は途中で路面消失系崩落でチャレンジそのものが不可能な峠だったため、崩落箇所で撤退。

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そしてまたまた大森集落に戻り、E坂峠を登って真弓集落へ向かった。

E坂峠も、終盤の九十九は足をつかずに登れるような坂なのに、悔しい足つきを連発。

滅多に来ないトレイルの登りを、ほぼ初見で臨むと、こうも簡単に足をついてしまうことに自分の未熟さを思い知った。よく行くトレイルで、チャレンジ坂で何度も失敗して最適ラインを見出して成功率を上げるという今の自分のやり方では、初見に近いチャレンジ登りでの成功率を上げることにはあまり結びついていない気がした。とにかく、最近自分がチャレンジ坂の成功率が高いと思っていたのは、単によく行くトレイルで突破口となるラインに見慣れているだけだったことが分かり、常に前を見て正しいかどうかは分からないライン取りを一瞬のうちに判断しながらそのラインを一気に極める、といった経験が不足していたと感じた。言うなれば、数学や物理の問題で、公式を暗記して思考停止で公式に放り込んで問題を解くことを繰り返すうちに、「数学の力がついた!」と思い込んでいる状態に似ていると言おうか。

今後は、初見のチャレンジ登りも高い精度でガンガン登れるような「実戦的」な「応用力」をつけたいと思う。よく行くトレイルで慣れたチャレンジ坂を登るトレーニングでは、基礎力の維持までしか出来ないからなぁ...。

下りと違ってごまかしがほとんど効かず、中途半端なことをすれば即足つきとなる、オフロードのチャレンジ登り。そのシビアさと難しさを、僕は面白いと思う。

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真弓に出てからは当初の予定のMKには行かずに、H室集落を経由してゴエへ。

倒木処理をするためだったが、太い倒木だったにも関わらず既に一刀両断されており、ほえーってなった。

処理して下さった誰かさん、ありがとうございました。