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トレイルライド日記

京都の某理系院生によるMTB要素強めの生活記録。29erのXCバイクを駆った、良くも悪くも力技なライディングスタイルしか能がありません。たまにツーリングに行きます。

ウィスラー6日目

この日は4日目のトゥーニーライドで知り合ったSさんと午前中にトレイルライドに行きました。
行き先はブラッコム山の中腹の「Yummy Numby」と「Comfortably Numb」というトレイル。
ヤミーナビーは登り専用トレイルで、カンファタブリー・ナムという全長16キロというウィスラーでも屈指の長さのトレイルの途中につながります。
ヤミーナビーはしんどい登りだと聞いていましたが、丁寧にギャップや障害物をクリアしながら上る分にはそこまでかなと思いました。が、ここは以前トゥーニーライドのコースになったらしく、それくらい追いこまれているとミスを連発しそうな感じでした。
ヤミーナビーの途中からカンファタブリーナムは、もう素晴らしい森のなかを走りました。
こんな太い倒木も、通れるように切って処理されていることに感動。
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日本で言えば国立公園の屋久島のトレイルをMTBで走らせてもらえている、というかそこにMTB専用のトレイルがあるというもので、日本からしたら考えられないくらい贅沢です。
しかも、このトレイルはウィスラーで伝説的な存在という某トレイルビルダーによってデザインされたものだそうで。
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トレイルビルダーという仕事が存在することに驚いたんですが、言われてみればこのトレイルは、岩場は登りも下りもライン取りしやすいように石が配置されていたり、一枚岩であれば削ってあります。
たまにラダーがあり、普通の道のつけ方では自転車を担がなければいけない場所を乗ったままクリアできるやり方で道がつけられています。自由奔放であり、バイカーを最大限楽しませるようなコースが作られています。登りのつづらなんかは、ほとんど標高を上げないつづらという、日本の登山道では考えられない道の付け方なんかもしています。
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Comfortably Numb の下りは、ハードな登りをこなさなければ着けない場所なのに、ところどころ本道にクロカンバイク泣かせなドロップオフや、コース取りによってはDHバイクが必要なシークレットラインの轍があったり、はたまた1枚岩をトライアル風に登るセクションもありと、「このトレイルはどんなタイプのバイクで来ることを想定されているんだ?」という感じの、とても面白いトレイルです。
(※Trail Forks の解説曰く、トレイルビルダーはドロッパーシートポストやストローク長の長いサスペンション、大径ホイール(29erを指していると考えられる)の登場を予見してこのトレイルを作ったそうで、その点では、「50年も経てば人も弾く!」と言って、作曲当時の演奏者とピアノのスペックでは演奏が困難なハンマークラヴィーアを作曲したベートーヴェンに似たものを感じます…)
所々で写真を撮ったり、雑談をしながら走ったのでかなり長く感じましたが、とても良いトレイルでした。
京都で言うならばAMGを100倍くらいにした感じです(どう表現したらいいか分からない)
下りきったところでロストレイク周辺のトレイルに接続。1日目に来たトレイルです。トレイルに入り口にある看板の存在に気づいたのですが、「I'm not satisfied」とか「Why Johnny can't read」とか、およそトレイルの名前と思えない名前ばかり。トレイルの名前は作った人が気分で決めるみたいで、ちょうど大学の自転車部の装備チーフが、部員に貸し出す共用テントや大鍋に、気分でおかしな名前をつけるのと同じだなぁと思いました。
「Comfortably Numb」が終わってからも短いトレイルを3本つないでこの日のトレイルライドは終わり。
Sさん、ご案内ありがとうございました!
その後でエボリューションに行ってホイールを受けとりました。NotubesのfLowというリムで、リム自体10000円くらいするもの。
チューブレス化への道が開かれてしまった気がする…
アフターサービスも充実していて、「何度も下るうちにスポークテンションが緩んでくるかもしれないから、数日したらまた持ってきてよ。無料で確認するから」とのこと。
新しいホイールをゲットして、タダさんとホイールをはずしてカナオさんの下宿に一時置かせていただきました。
その後、ソロでBラインやクランクイットアップを下ったあと、「今日がリフト券最後の日だし、折角だから今まで近寄らせてもらえなかったダブルブラックのコースに行こう」と思い立ち、フレンチコネクションやジョイライド(名前に反して激ムズ、所によってジャンプ不可避)、カナディアンオープンを、たまに自転車を押しながら下りました。カナディアンオープンはリフトの真下を途中で通るコースで、ハードテイルで下ってるためか、リフトに乗ってる人にやたらと「Hey,Hey!」と声をかけられました。
その後でリフトのシングルレーンに並んでいたら、真横の複数人レーンのところでタダさんとカナオさんを発見。レーンの間の柵を乗り越えて合流。
さらに、自分達がリフトに乗る段階で、シングルレーンからボリさんが合流。いやはや、合流タイミングが神憑っています。
こうして「集まるべくして」集まった感のある4人でリフトを登り、ついでにガルバンゾエクスプレスも繋いで中腹まで登ります。遠くには雪山が見え、夏が短いことを感じました。
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そこからの下りは、今回の面子が誰も行ったことがないというダブルブラックに突っ込みました。
たまに難関~キチガイクラスの斜面が現れ、皆であーでもないこーでもないとライン取りの相談をします。
そんな中でボリさんが大前転。あばら骨を打ち、しばらく発話不能状態でかなり心配しましたが、話せるようになりました。
前輪が石の間にスッポリとはまって転倒したとのことです。
折れてはないがヒビが入ったかもしれない、と言いつつ冗談も行ってくるボリさん、強いです。
攻略にかなり時間をかけてダブルブラックを脱出し、そこからブルーベルベット→クランクイットアップ→Cモアから、今回のバイクパークはハートオブザブラックで締めました。
いやはや、よく自転車が耐えてくれたと思います。
お疲れ、スコット…

その後、一昨日フリーのラチェットのカムが破断したセイコさんと合流。セイコさんもエボリューションで直してもらったとのこと。大学の自転車部目線で言えば、エボリューションはウィスラーのアイバです。
スーパーでダベっていたら、突発的に今晩、カナオさんの下宿で飲もうという展開に。
その際にカナオさんの下宿からタダさんの下宿に、貸してもらっていた前輪を持っていき、タダさんの下宿からアテや酒をを分担して運搬しました。
カナオさんの下宿では、ボリさんやカナオさんがイモやソーセージを作ってくださり、ビールで乾杯。
最高です。
それから、ボリさんやカナオさんの口癖を量産している仕入れ先のIFHTの動画やタダさんの落下動画、一流バイカー達の動画を鑑賞。なんだかんだで帰ったのは日付が変わってからになりました。
こんなに楽しい仲間に囲まれながらウィスラーに滞在できていることの幸せを噛み締めながら宿に帰りました。