7月10日 昼ライド(横峰峠~T塚山)
以前、京都有数の激坂ダートの話をしたときにすっかり忘れていたのが横峰峠。
京都府道に指定されていながらトレイル腐道として名を馳せる、悪名高き悪路だ。
実際は荒れているのは西側だけなのだが、この西側の登りが本当に難易度が高い。
MTBに本格的に乗り出した、2年前の8月には完膚なきまでに叩きのめされ、屈辱のプッシングを余儀なくされた。
府道に指定され、実際に車の往来があったことを疑うレベルというか、名も無き林道ですらこんな無茶な道のつけ方をするか疑問なレベルの道である。
あれから2年経ち、Nノ瀬ユリや各トレイルのアップセクションで練習を重ねた今、チャレンジしたら足をつかずに登れるか気になったので、行ってきた。
ふもとでおじさんに遭遇し、「頑張ればあまり足をつかずに登れるので、足つき0目指して頑張ります」的な旨の発言をしてしまった。
で、
1つ目のカーブ「うぉっ!」
2つ目のカーブ「え」
3つ目のカーブ「」
...ハイ。3つめのカーブがもう壁のようで、しかも苔むした地盤が完全に露出&雨上がりという最悪の状況。
エスケープできるラインもなく、ダメ元で岩盤に突っ込んだところ、案の定リアが空転して足つき。
色んな坂道を見てきた今の自分ですらも唖然とするレベルでしたとさ。
そこから、プッシング&チョイ乗り&プッシングの繰り返し。
雨上がりの急坂ダートで、至る所で岩盤の露出&洗掘がすすみ、ガレもきつい。
最悪の路面状況と言わざるを得ない。
しかも序盤~中盤は気を抜けない場所ばかりで、安寧ポイントもない。
高出力で集中力を要するセクションが長く、息も切れるし集中力を欠いたところで、普通ではなんでもない石ころにフロントを弾かれて足つきという悔しい展開ばかり。
路面状況と斜度の面から再始動も難しく、平場(だいたい九十九のカーブ箇所)までプッシングする。
百井別れもびっくりの切り返し必須系の九十九が高密度に展開され、しかも1車線、路面は最悪。
名も無き林道盲腸線で許されるレベルの道が、府道に指定されていることに、笑いを禁じえない。
後半は気合も奏功して比較的長く乗れるようになり、最後はほとんどフラット(とはいえ疲れからセンターに入れることはできなかった)のトラバース区間を経て、峠に到着。
足つき0を目指すとか宣言してしまってすいませんでした!
ちょうど先週、Nノ瀬ユリの登りにチャレンジする際に、同行した新社会人のtiagraslxさんが、1回生のシクロ勢に「この坂を足つき0で登れたらボーナス全額あげるよ」と言い、「よーし」と言わんばかりに元気いっぱい登り出した彼らが、途中でなす術も無く
屈辱のプッシングを発動していた時に似た心境を感じた気がする。
そこから、稜線上の心折設計な激坂を登ってトレイルにイン。
T塚山トレイルはちょうどDMJ NZ寺コースのように走りやすいトレイルだ。
途中で幾つも分岐があるが、すぐに合流するので、その日の気分に合わせてトレイルのチョイスができる...はずだった。
だけど、普段は気づいたら太い本道ばかり走っていたので、今日は脇道系の分岐に突っ込むことに。
結果は、突っ込んだ脇道はことごとく狭い&急坂&根っこの、いわゆる京都らしいトレイルばかりで、あまり面白くなかった。
本道を走るのがやっぱり一番面白い。
途中のチャレンジセクションは以前は行けたのに、実力が落ちたからか失敗。
神社から出て帰宅。
いろいろと力不足も感じました。