トレイルライド日記

自分で計画した行程に基づいて、全国のトレイルやダートへ遠征に行くことが好きです。

4/10 朝ライド(O見尾根~M床山~K倉山)

今日のコースは自分が4年前の1回生かつ入部したての時、当時M2のAndyさんとヤナギーさんにはじめてトレイルに連れて行ってもらった時のコースとほぼ同じである。

その時はM床山には前ヶ畑峠からアプローチしたのだが、今見てもこのコースはかなりシブい。

自分の所属しているサイクリング部ではもともと、トレイルといえば北山、それもIO谷山以北くらいの北山の登山道やダートを(ツーリング用のシクロクロスで)走るのが一般的なイメージで、今の自分がするような京都市街近郊のトレイルのコースについては、DMJのNZコースやK見峠の茶屋前から入るコースくらいしか知られていなかった。

だから、そういう視点ではこのコースは「古き良きサイクリング部らしい」トレイルコースともいえる。

最近は部員の間でも京都市街近郊のトレイルの知識が増えているようで、そっちの楽しみも普及してくれることを喜ばしく思っております。

 

で、朝6:05頃に自宅出発。6:30に市原ローソン集合と朝ライドの掲示板に告知したけど、やっぱり誰も来なかったのでソロ。

花脊はタイムを計測して登ってみた。序盤はやる気が起きず、フラット区間をセンターでノロノロ漕いでスタートしたけれど中盤から俄然やる気になり、カリカリ漕いだ結果27分30秒くらいをマーク。恥ずかしながら、自分にとっての最速記録が1回生7月TTの28分3秒で、それ以来これを破れなかっただけに、そこまで追い込んだわけではないペースでしかもMTBで27分台を出せてビックリだった。DMJに登りまくってる成果かもしれん。

今年7月のTTでは本気で走って25分台目標に頑張ろうかな(MTBで)。

そこからのO見尾根はところどころヌタ場が大きかった。

終盤の下りは大きな岩がゴロゴロしてかなりガレており、MTBでないと足つき0での走破が相当難しそうな感じになっていた。川底が道になっているセクションも。

こういう「MTBじゃないと走れないくらいガレてるダート」を低速で堅実に走ってる時もまたアドレナリンビンビンで楽しい。

正直、今の自分は風景のためではなくアドレナリンと達成感のために自転車に乗っている。

風景をパシャパシャ撮るために自転車に乗ってばかりだった昔とは変わったんだなぁ

 

で、前坂峠→O越へ。3年前に森林調査でこの道をジムニーで来たときは、台風の被害が甚大で舗装がボッコボコヘヴンになっていたが、今はキレイになっていた。

9時2分M床山山頂に到着。

f:id:xalakawa:20160410175204j:plain

まさか家から3時間以内にM床山に着けるとは思わなかった。

4年前は相当苦労して到着したイメージばかりあった。

 

休憩の後に山頂ダウンヒル

Oグロ坂峠まで稜線のアップダウン。

北山らしい乾いた、落ち葉の多いトレイルを走る。

意外とアップセクションも(今の自分には)乗れた。

峠についてからは峠の西の尾根に進む。

K倉山までは急な担ぎと急なダウンが無限に続いてクソシンドかったというのが4年前のイメージだった。

だが、確かに急な担ぎの登りはあるものの、全体的に乗車できる場所は多いのが驚きだった。

f:id:xalakawa:20160410175227j:plain

途中、こんなのもあったなあと千年杉を撮影し、気づけば山頂に。

f:id:xalakawa:20160410175245j:plain

ニセピークもあったが、稜線担ぎはまぁこんなもんだろうと動じなかったのは、やはり城丹国境尾根を走破するといった経験のおかげだろう。

山頂からは全ダウン。

懐かしい植林帯を抜けて、ダート林道にあっけなく到着。

f:id:xalakawa:20160410175311j:plain

ダートを下ってもいいのだが、今回はあえて、ダートからなお伸びる登山道で下ることに。

「かなり荒れている」という事前情報は得ていたが、300downを新しい登山道で下ることの興味と、入り口が見るからにテクニカルな掘割とゴロタ石の急ダウンに、なんだかトレイルに挑発されている気になったのである。

かなりテクニカルだが乗車できる(U山の廃寺ルートをさらにガレさせた感じ)トレイルを下り、気づけば西山の鬼ノ岩のような場所に到着。

頭に血が上った俺は、冷静にその先を確かめに行くこともなく突入。

で、前転して掌を岩に打ち付けた。

ふっ飛ばされて岩に落下する際に体重が左掌の親指の付け根あたりに集中した感じ。

幸いグローブをしていたので傷はなかったが、打ち身になって腫れ上がった。

しかも行けたとしてもその先は絶対乗車不可能な階段セクションが続いていたから、実りなきチャレンジに近かった...。反省。

 

最終的に坊村に着いたのは10時20分くらい。

想像以上に早く着いた。

4年前、まだ自転車に乗り始めて間もない頃は、7時に京都を出て、17時前にここに着いた気がする。

そしてゲロシンドかった思い出。

だが、今の自分は「こんなもんだっけ?」という感じでトレイルライドを終えた。

明らかな成長を味わえた一方、体力の大切さを思い知った。

体力があるのとないのとでは、同じ行程でも体感しんどさに雲泥の差があるということを。

新入生やトレイル経験のない人ととこれからどこか行くときは、それを注意しなければいけないことも身をもって思い知った。

 

あとは40kmくらい鯖街道走って11時30分には下宿にログイン。

フロントのシフターを親指で押すのがシンドかった。

達成感とともにシャワー浴びて洗濯して昼寝して今に至る。

これから研究室行けば完璧。

こんな休日の使い方を院生では定着させるぞぉ