トレイルライド日記

自分で計画した行程に基づいて、全国のトレイルやダートへ遠征に行くことが好きです。

6/4 ゴエ

就活が大詰めになってきたのでトレイルを封印していたが、MTBの精神安定効果を期待して2週間ぶりにトレイルライドへ。

この日は後輩の西皮が北山に行っていたが、参加を見送って数時間後に、「やっぱりトレイルに行かねば」と思い立ち、ソロで行くことにした。

 

自転車に乗らなくなって1週間以上経つと、足が常にけだるい感じになって気持ち悪かった。筋肉が文字通り「なまって」いく感じというか...。

かなりなまった感じになって危機感を持ったというのもある。

行き先は手短かつトレーニング効果があり人がいない、林道→ゴエをチョイス。

アプローチの向かい風の鴨川で、風に抗えず体力の衰えを感じたが、林道とゴエトレイルはそんなに衰えを感じなかった...というかむしろ、特に下りなどは、よく乗っていた時の乗り方が雑に感じられるほど、神経が研ぎ澄まされて最適なラインをトレースし続けられた気がした。できるだけ振動が少なくスムーズなラインをチョイス、という意味での「最適」ね。

登りも普通にこなせた。

あとは、2週間ぶりに、しかも快晴のもとで走る鴨川や野山は、すっかり初夏の様相となっていて驚いた。MTBの速度で味わう緑は、精神衛生上、いい意味で大変刺激になった。

5/22 朝ライド(ヒノ)

頑張って早起きして明雅屋の前田さんとヒノトレイルへ。

ニノから入ってガッツリとガレガレの未舗装路全アップで450m登るこのルートは、登りのトレーニング場として貴重で、前田さんも気に入って最近はよく登りに来られるとのことだった。気に入っていただけて何よりです。

前田さんはよく、その剛脚を以って図らずもチェーンを破断させてしまうことが多く、話題にもよくあがるのだが、今回は自分がチェーンを破断させてしまう役回りとなった。

チェーンが切れるというのは、恥ずかしながら自転車部に入ってからはじめての経験だった。チェーンを交換してまだ2,3ヶ月しか経っていないので、リンクに石などが変に当たった結果、切れやすくなったのだと考えられる。

両手を油まみれにしながら修理。10sのアンプルピンを持ってて良かった...。

ニノの激坂林道を前田さんはフロントシングルで登ってしまうのだから凄い。自分の場合だとセンターローで登るようなものだと思うので、凄まじい脚力である。

その後のヒノトレイルは、分岐や迷いやすい場所について前田さんに案内しながら下った。

充実した朝ライドでした。

5/20 AMG

午前中に面談をこなしたら、午後の予定が丸空きだったことに気付いて、リフレッシュのためトレイルライドへ。

昨年の12月の自転車部の花背TTのアフター以来、実に半年ぶりくらいにAMGトレイルに行くことにした。

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サスが壊れてリバウンドが最速状態なので、根っこが非常に多くて長いこのトレイルは、今の状態のMTBで突っ込むのは危ないと思って、雪が解けてからも敬遠してきた。

しかし、男岩トレイルやD(ダム)トレイルのように、急勾配でかつドロップオフがあるような場合を除けば、うまく重心をコントロールしつつスピードを出さなければ、根っこがたくさんあるトレイルも案外走れることに気付いたので、思い切ってAMGに行くことにしたのである。

アプローチの峠道終盤の酷道は、日曜ということもあってか車が非常に多かった。酷道区間だけでも5、6台とすれ違い、さながら国道のような賑わいだっ。

この半年の間にチャレンジングな登りのスキルが上がったため、トレイル全体にたくさんある登り返しについて一目で「これは乗れないっすわ」と思うことが無くなり、どれも「無理かもしれんけどこのラインで行けば乗車したまま突破できるかも」というラインが見えるようになったのが、成長を感じた。

逆に言えば、今までは諦めの境地ということで済ませていた坂に挑戦しなくてはならないプレッシャーが生まれたので、そういった坂を見つけては、いちいち何度も挑戦したので、トレイルを下りきる頃にはかなり疲れた。

疲れてはいたが、後半の、このトレイル随一のチャレンジ下り箇所である大蛇根は挑戦。

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今までの正規ルート上の最初にあるドロップオフが、結構掘れていて危なかったので、サスのリバウンドが最速でも比較的安全に下れるルートを開発して下った。

また、この日は自分が持っていったノコギリを初めて使った。途中にあった倒木(※まだ生きている木ではなく、朽ちているものです)を切断するのに使ったが、MTBに乗り始めて3年目にして初めて、自分の意思と判断と装備で倒木を処理することに成功し、その時の喜びは、なんともいえない素晴らしいものでした。たった一本、倒木を処理しただけだけれども、自分もトレイル環境を整えるのに貢献できるようになったんだな、と。同時に、そんなに太そうではない倒木でも、一本の倒木を一人きりで切断するのは中々に骨が折れる作業だな、と今更ながら気付いた。今まで、朝ライドの方々と走りに行った際は、朝ライドのメンバーの方のノコギリを使って、皆で交代で倒木を切っていったが、今回は完全に一人なので、より一層、倒木を処理するという作業のしんどさを感じた。

日々、最高のコンディションのトレイルを作るためにメンテをして下さる方々は、こうした作業を黙々とされていると思うと、本当に頭が上がりません。これからは自分も、微力ながらトレイル清掃に貢献したいと思います。

 

最後に、真夏日に走るのは、気温だけでこんなに体力を消耗するのか!ということを実感した日でした。

 

5/17 朝ライド(ニノ林道~ヒノ)

この日は明雅屋のM田さんをヒノトレイルへご案内。

ニノの激坂林道経由で、ヒノの入り口の峠まで、ハードなオフロードの登りコースを体験いただいた。初見ということで、終わりの見えないハードな登りに苦しんでおられた。何度か走って終わりを知っていると、精神的に全然違いますね。

 

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冷静に考えたら、京都市街の程近くで、ガレガレの林道(終盤は廃道化しトレイル状態)で450upくらいのまとまった標高を獲得できるコースという点で、このコースは貴重だなあと実感。

その後のヒノトレイルの終盤、加速しながらズルズル滑り落ちコントロールを失いかけてしまうセクションで、M田さんは、リアブレーキが壊れたMTBにも関わらず、ちゃんと減速しながら降りていて驚愕した。そして、M田さんから、「トラクションをかける下り方」を教わった。

登りでトラクションをかける必要性は身にしみて分かっているが、下りでもトラクションをかけることは、恥ずかしながら、これっぽっちも考えたことが無かった。

以前、雉トレイルでズルズル滑り落ちるセクションで「こんなのどう足掻いてもスピード落ちませんよ」と嘆いたら、mineさんがにやにやしながら「ただ腰を引いて全力でブレーキを握っているだけではこういう所は下れないよ」と言っておられたのを思い出した。

下りでトラクションをかけることで、通常のブレーキング以上の制動力を出すのか!

当たり前のことかもしれないが、個人的に目からウロコだった。

 

MTBに乗り始めて3年目にして、また新しいことに(超基本的なことだけれど)気付いてしまった。MTBは奥が深い!

 

あと、トレイル用ノコギリをこの日手に入れた。

M山やATG、AKTトレイルでの倒木処理に使う予定...。

 

5/14 OTW

この日は自転車部の後輩のQちゃんとI上を連れてOTWへ。

OTWの舗装路の登りは、シクロで後ろにぴったり張り付いたI上のプレッシャーを感じながら登ったら、最後は心拍が限界ギリギリの状態でした。数日間乗っていないだけで心臓が衰えた気がする...。

初めて登る坂ということで、様子見といった感じで走るI上に対して、先輩の自分にとってはあの速さがが限界でしたよ...。

その後のOTW山頂の展望とトレイルはQちゃんにもI上にも喜んでもらえてよかったです。

特にQちゃんの新しいフルサスMTB(キャニオンの)は、女子部員が初めて乗るMTBとしてはかなりイカつい、「ガチ」MTBでびっくりしました。下りも普通にスイスイ追いついてきました。

I上、Qちゃんとも、オフロード系部員として今後ますます期待が出来る後輩で、そんな後輩がいることが誇らしく思えます!

 

 

 

5/9 朝ライド(ゴエモン)

この日は明雅屋のM田さんをゴエトレイルへお連れした。

満足いただけたようで良かったです!

トレイル後半の急勾配の下りセクションは、今まで積もりに積もっていた落ち葉が、ルート上だけ掃除されてキレイになっていた。

5/7 花背峠~O見尾根往復~旧花背峠

登坂スキルが高まっているので、今度は今の自分がMTBで本気で花背峠を登ったらどんなタイムになるのか知りたくなったので、花背峠へ。

今までの反省を生かして、スタート地点のバス転回場では、バックパックに入っている余分な水をしっかり捨ててヒルクライムに望んだ。

先週くらいにシクロで登った訳だけど、今回MTBで登ってみたら、「あっシクロより登りやすい...」と自分でハッキリ感じた。体が完全にMTBに慣れてしまっているため、ドロップハンドルでは違和感を感じてしまうレベルになっていたのだ。

やはり、乗りまくって自分の体にしっくりくるように感じられるMTBの方が、体感として楽に感じられた訳だけど、最初のフラット区間だけは、シクロに比べて全然加速しなくてイライラしました。

結果は22分51秒。

部内のMTB記録の22分46秒(後にこれは間違いでもっと早い記録があったことが判明)には及ばなかったが、昨年12月の部内のTTより1分近く縮められて満足。

七月にあるTTでは、この記録を打ち破ることを目標にしていきたい。

 

その後のO見尾根はとても気持ちよく往復トレーニングができた。

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今回はO見尾根をO見側から足をつかずに登れたが、しまりが無いダートで、半分もがきながら登った。

京都の中でもO見尾根のダートのタイプは特殊で、ワイルドな感じが個人的にはとても気に入っている。

その後、ちょろっと旧花背峠に寄って、旧花背峠の南側の登山道を下って帰った。

この登山道、実は元車道で、しかも「京都市道 鞍馬5号線」という名前がついているということを先日ネットで知り、かなり驚いた。

京都市認定路線提供システムで検索すると、確かにその通り登録されている。

 

実際に下ると、どこがだったのか分からないレベルだが、後半はMTBでやっと下れる限界レベルにガレた林道となる。国土地理院の地図では点線表記だが、ルートラボマピオンの地図ではしっかり車道として扱われている辺り、大昔は機能する車道で、しかも市道認定を受ける程にはまともだったのだろう...。